Izuzuki Diver

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アカメバル

Sebastes inermis

解説

アカメバルメバルの3種は胸ビレのナンジョウを数えると一応見分けがつくようなので、写真を撮って一応数えてみました。コイツはネット情報からでアカメバルだろなーと思っていましたが、胸ビレのナンジョウを数えたらめでたく15本だったので、アカメバルで決定~!!
(2009-01 大瀬崎 -6m)

メバルのチビ食べて美味しいメバルですが、見ててもあんまり面白くない魚です。いつも上方ナナメ45度を向いてボーっと浮いてるだけ。一説にはエサが落ちてくるのを待っているとか。。。そんなメバルも、子供の頃は元気!群れで一生懸命泳いでたりする姿を見掛けます。さすがに、この大きさで大人のようにのんびりとしてたらアナハゼあたりに食われるものね。
(写真は赤タイプかな?)
(2000-04 大瀬崎 -16m)

お食事中のメバル普段おっとりしてるメバルですが、このときは弱ったクロホシイシモチカサゴと奪い合っった末、勝ってしまいました。この豹変ぶりにはちょっとビビります。
(写真は茶色タイプかな?)
(2004-10 大瀬崎 -7m)

アカメバル?ヒレがキレイな個体ですが、撮影したのがどんな状況だったか記憶に無いけど、恐らくアカメバルでしょう。
(2005-01 大瀬崎 -10m)

夜のチビ夜に出会ったチビッコですが、改めてじっくり眺めてみると案外キレイなものです。
(2008-05 大瀬崎 -18m)

従来「メバル」と言う名前の一種類だったサカナが、3種類にわかれて和名がついたのを機にアカメバルとクロメバルのページに分けました。もう一種類のシロメバルについては、今のところ未確認です。胸鰭軟条数が異なるようで、シロ:17本、クロ:16本、アカ:15本なのだそうです。

アカメバルのチビッコ日中出会ったときの姿は、海底付近で海藻に寄り添っていて、ヒレが黄色いのはアカメバルのチビッコみたいです。胸ビレのナンジョウは15本です。
(2014-06 大瀬崎 -7m)

アカメバルメバルの仲間はただでさえ紛らわしいのに、バリエーションもあるので、時々何だかわからなくなることがあります。
湾内@大瀬崎にいるこの色彩は~、改めて胸ビレのナンジョウを数えたらアカメバルでした。(備忘録)
(2016-11 大瀬崎 -3m)

腹パンのアカメバルメバルは卵胎生なので、秋に交尾して冬に出産します。冬にはいかにも産みそうな腹パンのメバルをよくみます。
ところが、カサゴの出産はわりと狙ってみられるようですが、メバルはカサゴより光に敏感なのか、出産を目撃したダイバーはほとんどいないようです。
もっとも、狙う人もほどんどいません。
冷たい冬の海で、じっと動かず産むかどうかもわからないメバルと対峙するのは、苦行以外の何ものでもないので。。。(^^;;
(2018-01 大瀬崎 -7m)

お勧め Watching Point

伊豆ではどこにでもいる魚だけど、湾内@大瀬崎のゴロタ付近には手掴みできそうなぐらいいます。子供は海藻に寄り添ってることが多いみたい。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。