Izuzuki Diver

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クロホシイシモチ

Ostorhinchus notatus

解説

クロホシイシモチ「今週の〇〇~!! 第6回 クロホシイシモチの産卵(2000-08-01)」より
こないだヒサビサにガイドをつけて潜ったら、クロホシイシモチの産卵を見せてくれた。メスがにゅるっと卵を出して、オスがすかさず咥えるところを見てしまった。でも、卵を咥えたばかりのオスは、まだ慣れてないせいか、バフバフと口から卵を出し入れしてる。メスはそんなオスに付きまとって、口から溢れる卵を食べてた。どーせオスが咥えてられない卵は、メスのエネルギーにしちゃおうってのに、ミョーに感心してしまった。
ちなみに、見とれてたので写真は撮れてません。(後日撮り直した写真を載せます)
(2013-07 IOP -5m)

クロホシイシモチイシモチの仲間は地味な上に似たようなやつがいろいろいてわかりにくいことから、ダイバーの人気はそれほど高くないように思いますが、マウスブリーダ(♂が口の中に卵を咥えて孵化するまで守る)という面白い生態を持ってるヤツラなんで、産卵やハッチアウトなど生態的には見どころの多いサカナです。しっかし、♂は卵が孵るまで何も食べられないなんて、、、イシモチの♂には生まれ変わりたくないぃ。・・・実は食べちゃうこともあるようですが。。。
(2022-06 大瀬崎 -1m)

クロホシイシモチの産卵「今週の〇〇~!! 第53回 ♂イシモチ君の哀愁(2001-07-10)」より
マリンライフナビゲーションの瓜生さんにガイドをお願いしてクロホシイシモチの産卵を見てきました。こんなシーンが狙って見れるなんて凄いぃ。何度見ても感動のシーンです。そして、産卵の後の呆然とした♂の姿がまた可愛いんです。
(2001-07 富戸 -5m)

1.瓜生さんが産卵間近のペアを見つけてから十数分、お互いのタイミングを確かめ合うようにラブラブな求愛が続きます。♂が外側になって回りだすと、♀のお腹からオレンジ色の卵がにゅるにゅるっと出て来ました。
♂と♀がぷるぷるっとして受精させます。

2.すかさず♂は卵をパクッ!!
これを咥えたらしばらくご飯は食べられなくなっちゃうとか、顎が疲れちゃうぞなんてことは考えもしないで、うっかり本能がおもむくままに咥えてしまうのでしょう。

3.無意識に卵を咥えたのはいいけど、息ができないじゃないだろうか?ボーゼンとする♂。
♀は心配そうに♂の周りを泳ぎまわって、♂の口元を突ついたりします。ここで、♂が上手に咥えられないで口から卵をはみ出させてると♀に食べられちゃいます。
頑張れ♂~!!

4.♀がヨソ見をしてる隙にバフっと咥えなおして見たりして。。。(^^;;
卵が孵化するまで♂の戦いは続く。。。

クロホシイシモチの産卵:お笑い編「今週の〇〇~!! 第60回 夏休み特集!!クロホシイシモチの産卵:お笑い編(2001-08-25)」より
クロホシイシモチの産卵の瞬間です。海藻の向こう側で。。。(^^;;
僕らの夏休み伊豆合宿でのブームは、減圧時間を利用してのクロホシイシモチ産卵ウォッチングでした。もともと、マリンライフナビゲーションの瓜生さんのガイドネタなんだけど、教わった情報をもとに自分たちで産卵を見極めるのが面白くてハマってたのです。
絶妙なタイミングで入ってきた海藻を僕は許せません。(笑)

 (660KB)

よく考えてみたら、まともな産卵シーンをアップしてなかった。(^^;;
あんまり気に入らないけど、とりあえずアップしておきます。

 (879KB)

クロホシイシモチ「今週の〇〇~!! 第287回 食傷気味?(2006-03-14)」より
春一番も吹いたことだし、陸はすっかり春モードになってきましたが、大瀬崎の海の中はカキーンと冷え冷えな水に支配されていました。そのためか、死滅回遊魚はもとよりジモティーと言われるサカナでも弱って落ちてる姿をよく目にします。でも、僕のイメージではサカナの死骸ってほとんど見かけることはなくて、目に付く前に他の生き物達にあらかた分解されちゃうものだと思ってたのですが、落ちてるサカナが多すぎて他の生き物達の分解スピードも落ちてるのでしょうか?食傷気味?(笑)
東伊豆は水温が上がり始めて来たけど、西伊豆の低水温はいつまで続くやら。
(2006-03 大瀬崎 -8m)

産卵:直前のクロホシイシモチペアクロホシイシモチの産卵を狙うとき、いろいろな狙い方があると思うのですが、最近僕がお気に入りなのが、♀のお腹の尖り具合を見るというお手軽な方法です。写真のペアはこの後3分後に産卵しました。
全ての♀が産卵直前にお腹を尖らせるわけではないですが、お腹が尖ってる♀は産卵が近いと言うことはできると思っています。
(2006-09 IOP -7m)

中層のクロホシイシモチyg春先に中層で群れてたクロホシイシモチのチビッコにカメラを向けてみたら、思いのほかキレイに写っていたのでビックリ!
ガリ勉の学級委員が眼鏡を外したら可愛かったのと同じぐらいビックリ!
(2021-03 大瀬崎 -7m)

クロホシイシモチの産卵「今週の〇〇~!! 第791回 なんかいい加減に見えるけど(2024-06-24)」より
例年より遅い梅雨入りをした2024年の6月、クロホシイシモチの産卵がピークを迎えていました。
数が多いと、産卵間近のペアも簡単に見つかります。ってことで、久しぶりに産卵に立ち会いました。
家で写真をチェックしてみると、おっ、精子が写ってる!
お腹を合わせ終わったタイミングで漏れ出ているようです。なんかいい加減に見えるのですが、これでちゃんと受精できてるのが面白い。
ヘンタイなコメントで失礼しました。(^^;)
(2024-06 大瀬崎 -5m)

クロホシイシモチの口内保育 数は多いけど、中層思考なので意外に撮りにくい、クロホシイシモチの口内保育です。お父さんは口を開けたり閉めたりしてたのですが、それは今夜ハッチアウトの予兆かな?
って、こーゆーハデな動きに惑わされることしばしばなのですが。。。
(2024-07 大瀬崎 -5m)

お勧め Watching Point

IOPでも大瀬崎でも浅場にたくさんいるので、産卵シーンも狙いやすいです。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。