伊豆のエビ・カニ・他 > カニ > シロスジコマチガニ
Harrovia albolineata
シロスジコマチガニはウミシダに着いて生きてるけど、そんなに依存性は高くないようです。岩の下に暮らすトゲバネウミシダやユカリウミシダに着いてたシロスジコマチガニは、案外簡単にウミシダを放棄して岩の下に隠れようとします。岩の下のウミシダは腕があっさりしてるから隠れられないのがわかっているのでしょうか?ホントはもっと大きなウミシダに着きたいのかね〜。
(2021-02 大瀬崎 -5m)
四半世紀にわたってコマチガニと信じていましたが、コイツラはシロスジコマチガニだということに気づきました。
伊豆でウミシダをまさぐると時々出てきます。
★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!
甲の前部が2つ盛り上がってるのがコマチガニで、平らなのがシロスジコマチガニのようです。
ダイバーが小さい生き物を探す楽しみを覚えて、最初にやるのがウミシダをひっくり返してエビを探すことじゃないでしょうか?
そんな時期の僕がウミシダの中で見つけたカニがシロスジコマチガニです。
ウミシダにはウミシダのカラーに見事に合わせたキレイなエビがたくさん棲んでるんですが、シロスジコマチガニは擬態にしては中途半端な色で海底にいても目立たなそうだから、ウミシダの住人っぽくはないけどやっぱりコイツもウミシダの住人のようです。確かにウミシダのあのキモチワルイ腕の中に隠れ棲むんだったら、そんなに見事な擬態をしなくても大丈夫なんじゃないか?とは思います。
(2006-06 大瀬崎 -10m)