Izuzuki Diver

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トゲバネウミシダ

Antedon serrata

解説

トゲバネウミシダ転石下でジミに暮らすウミシダです。石をめくったりしなければ、わざわざ出会うこともありません。お互いそれで良いハズなのですが、「石の裏の似たようなウミシダって何種類いるんだろ?」と思い出したら、ついつい調べずにはいられないのです。全然調べきれてませんが。。。(^^;;
(2015-02 大瀬崎 -2m)

トゲバネウミシダアップ萼部(中心の丸い部分)付近のアップです。
萼部に羽枝がかかってるけど、完全に覆われていないことから、トゲバネウミシダかな?と思いました。よく似たユカリウミシダは中心部が羽枝で覆われるそうです。
(2015-02 大瀬崎 -2m)

「今週の〇〇~!! 第294回 ウミシダのなる木(2006-05-16)」より
ペンタクリノイドウミウシを探して石の裏を覗いてたら、今まで見たことの無いヒドロ虫が生えていました。見たことの無いヒドロ虫には見たことの無いウミウシが付いているもの、じーっと目を凝らしてウミウシの姿を探いると、先っぽの花の部分がピクピクうごめいているのに気付きました。中には茎から外れた花もあって、ソイツもピクピクしています。試しに手で水流を送ってみたら花がいくつか巻き上がったのですが、なんと巻き上がった花はウミシダになって泳ぎ出したのです。このヒドロ虫はウミシダのなる木だった!ビックリ~!!
キャベツ人形をリアルでいってますな。(^^
ちなみに、ウミシダのこのステージはペンタクリノイド期と言うそうです。種の特定はムリだと思っていましたが、岩の裏にびっしり着いてるのはトゲバネウミシダの可能性が高いようです。
(2006-05 大瀬崎 -8m)

ペンタクリノイドを俯瞰して見たところペンタクリノイドを俯瞰して見たところです。ヒドロ花かと思われたチビウミシダの真ん中には、オトナと同じヘソのようなもの(萼部)がちゃんと備わっています。
(2006-05 大瀬崎 -8m)

お勧め Watching Point

浅場の石の裏に着いています。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。