Izuzuki Diver

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アオリイカ

Spioteuthis lessoniana

解説

アオリイカアオリイカは伊豆ダイバーに一番なじみのあるイカです。産卵シーンや捕食シーンなど、いろいろな場面を見せてくれます。流れ藻などにアタックしてデカいサカナを捕まえてる姿を見ると、強い生命力を感じます。これで寿命が長かったら浅場のサカナは全部食べられちゃいそうな勢いです。
(2021-07 大瀬崎 -5m)

アオリイカ(卵)ホンダワラの仲間トゲモクに産みつけられたアオリイカの卵です。IOPでも、アオリイカのために産卵床を沈めてますが、産卵床が無視されちゃう年もあります。

赤イカタイプのアオリイカ(卵)2005年の大瀬崎は初夏のアオリイカの産卵が終わったと思ったら、盛夏にまた産卵が始まったそうです。第2陣の産卵には立ち会えませんでしたが、卵を見たらこんな形、伊豆でよく見るアオリイカの卵とは違ってだんごみたいな形でした。
イカ・タコガイドブック(TBSブリタニカ)によると、南方系に暮らす別種(俗称赤イカ)なのだそうです。
(2005-08 大瀬崎 -3m)

などと書いたところ、伊豆でフツーに会えるアオリイカ(白イカ)の卵も発生が進むとくびれができると掲示板で教えていただきました。ということで、これは赤イカタイプの卵ではなく、白イカタイプの卵って可能性が高そうです。
うーん、来年はもっとちゃんと観察しよっと。

アオリイカ(卵)浅場で群れてるアオリイカの下にもぐりこんで撮影できました。普段はダイバーがほぼ真下に潜りこむのは許さないのですが、このときの群れは近くにあったロープを拠り所にしていたらしく、逃げませんでした。そのロープ1本のどこにそこまでの魅力があったのかは、僕にはわかりません。(^~^)
(2010-09 大瀬崎 -2m)

ロープに擬態するアオリイカこのアオリイカはロープに化けているみたいです。鏡も見ないでよくこんな芸当ができるものです。
(2008-12 大瀬崎 -3m)

「今週の〇〇~!! 第443回 油断すると輝いてしまう???(2011-08-19)」より
夜に輝くアオリイカ先月に引き続き友人のH氏と、これまた数年ぶりの黄金崎に、サンセットダイビングしに行きました。日没前にエントリしてハオコゼの産卵なんぞを観察した後は、そのままナイトダイビングに突入です。ナイトダイビングではテンジクダイの仲間が昼よりもキラキラ輝いていて美しいです。アオリイカも昼より青白く輝いています。暗い夜の海で何でそんなに輝く必要があるんだろう?というより、昼間はがんばってキラキラを抑えていて、油断すると輝いてしまう???
(2011-08 黄金崎 -11m)

アオリイカの捕食ソラスズメを捕まえて食べてるところです。
決して丸飲みはしません。カラストンビで頭からガジガジと食べてゆきます。
サカナは痛みを感じないらしいけど、自分だったらこんな死に方はイヤだなぁ。
(2017-08 大瀬崎 -5m)

産卵中アオリイカ海藻に産卵中のメスです。
この日の大瀬崎は、サンセットダイブができる日でした。日没後の暗い海底だからか、えらい近づかせてくれました。(^^)
(2021-07 大瀬崎 -5m)

ボラを捕まえたアオリイカ自分と同じくらいの大きさのボラをゲットしていました。残さず食べ切れるのでしょうか?食べ切れるのでしょうねー。1年でかなりデカくなるのも納得です。
(2023-10 大瀬崎 -3m)

お勧め Watching Point

伊豆では浅場からフツーに見れます。夏に大きなアオリイカが産卵してるところなんか、すごく感動的。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。