Pterois volitans
ハナミノカサゴとかミノカサゴは、ハゼなど砂地の小さな生き物を撮ってると邪魔しに来るから忌み嫌っているダイバーも多いんじゃないでしょうか。でも子供は別、長くて綺麗なヒレでダイバーを惑わし(?)、カメラを向けられる存在になります。 こんな華奢だった子供があの図太い大人になる課程を追えたとしたら、ちょっと残念な気持ちを含みつつ、親戚の集まりでやたらと小さい頃の話をしたがる伯父伯母の気持ちがわかるのかもしれませんね。
(2005-02 IOP -16m)
IOPでは定着しないことが多いけど、ド成魚に出会うこともあります。105mmレンズの画角に収まりきれないこの巨体で、いたいけな小魚に忍び寄る姿を見ると、ついつい間に割って入りたくなります。
(2007-06 IOP -10m)
やっぱりこの黒く長いヒレって、「俺はガンガゼだぞ!触ると痛いぞ!」アピールでしょうか?
そんな勘違いしていなくてもわざわざ触りたくはならないけどね。(^^;;
(2019-11 大瀬崎 -6m)
ミノカサゴが砂地に多いのに対してこちらは岩場に多いように思います。
★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!
ミノカサゴの仲間は、欧米ダイバーには人気のようですが、日本人ダイバーからはあまり人気がありません。日本人ダイバーにとってこの風貌は大味すぎるってのもあると思いますが、このシマシマと背中の丸味の組み合わせがお便所コオロギを彷彿させるからじゃないでしょうか?きっと欧米にはお便所コオロギはいないのでしょう。(^^;;
(2013-06 大瀬崎 -20m)