Izuzuki Diver

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キクメイシ

Favia speciosa

解説

キクメイシ湾内@大瀬崎の砂止めのゴロタに生えてた緑色が鮮やかなキクメイシです。海藻がモリモリ生え始めた季節、サンゴの中の褐虫藻も元気になる季節なのでしょうか?
(2006-01 大瀬崎 -6m)

「今週の〇〇~!! 第79回 海中の暖(2002-01-08)」より
湧き水のそばのキクメイシ2002年の最初のダイビングは、やっぱりIOPの海でした。
強い冬型の気圧配置から繰り出される強烈な西風のおかげで、IOPの海面はペッタペタなのは良いんだけど、陸で冷やされた体で水に入るもんだから、とにかく寒い!!
寒けりゃとっとと上がってシャワーでも浴びれば良いんだけど、エアもまだあるビデオのバッテリもまだ大丈夫って時は、IOPの浅場のあちこちにある海底温泉でささやかな暖をとってみたりして。。。はぁぁぁ○o。
ふと、海底温泉が湧き出す岩の亀裂の横を見ると、キクメイシの仲間が張り付いてました。ヤツラも暖をとりながら伊豆の冬を乗り越えようとしているのでしょうか?
(2002-01 IOP -5m)

<補足>
海底温泉とオーバーな書き方をしてしまいましたが、あれは実際には「暖かい湧き水」程度のものですので、過度の期待はないさいませんように。。。ちなみに、どのくらい暖かいんだろう?と思って、ログメモリーを吹き出し口の前に5分くらい置いておいたら、水温19.5度でした。ちなみに、海水温は13.5度。。。<(>_<)>

キクメイシのポリプのアップサンゴは1つのポリプが1個体で、ソイツラが集まって群体を作っているワケですが、同じキクメイシでも個体同士がほとんどくっ付いちゃってるようなヤツラもいるようです。写真のヤツラは1つ1つがきっちり分かれていてプライベートがありそう。
(2012-02 大瀬崎 -6m)

「今週の〇〇~!! 第532回 サンゴ同士戦ってる場合ですか!(2015-01-19)」より
キクメイシとベルベットサンゴの戦い大瀬崎の海はサンゴ礁ではないですが、造礁サンゴをポツポツと見かけます。そんな生息密度の薄い中で、キクメイシとベルベットサンゴが静かに戦っていました。伊豆の造礁サンゴは、冬の低水温との戦い、海藻との日照権争い、サンゴを食べるカイとの戦いで、なかなか勢力を伸ばせないのに、こんなところでサンゴ同士で戦っている場合ですか!
(2015-01 大瀬崎 -7m)

キクメイシとベルベットサンゴの戦いキクメイシの群体はまだまだ小さいけど、戦いはキクメイシ優勢に見えます。
(2015-01 大瀬崎 -7m)

キクメイシとベルベットサンゴの戦いキクメイシとベルベットサンゴの戦い、「その後」です。
前回写真をあげてから5年経ちましたが、まだ双方健在です。ベルベットサンゴはイセカセンに食べられたりして勢力が弱まってるのに対し、キクメイシは着実にポリプを増やして優勢にみえます。
でもよく見ると、キクメイシの方もサンゴヤドリガニに住まわれてて、楽な生活ではなさそうです。
(2020-11 大瀬崎 -7m)

キクメイシとベルベットサンゴの戦い観察を始めてからほぼ10年、まだ戦っています。
相変わらずキクメイシが優勢ですが、キクメイシもそれほど大きくはなっていません。ベルベットサンゴの抵抗がキクメイシの成長を食い止めている?
(2024-11 大瀬崎 -7m)

お勧め Watching Point

成長スピードが早いのか、波あたりが多少強くても成長できるようですが、数はやや内湾よりに多い印象です。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!