Izuzuki Diver

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カギケノリ

Asparagopsis taxiformis

解説

カギケノリ海藻って言うと、若いときはヌルヌルでツヤツヤなんだけど、だんだん固くなって石灰藻にも覆われて、最後は貝に食い荒らされてボロボロになったところを台風に持って行かれる。ってイメージを僕は持ってるんだけど、コイツはいつもフワフワした感じを保っている姿が独特で、どーも海藻っぽくありません。それだけに、コイツは見ていて安心感が持てます。他のヤツラは周りの環境に身を委ねすぎなのが、ちょっと気に入りません。
アントクメやワカメの生き方に心から賛同できるようになれば、僕も少しは自然との調和がとれる人間になれるのでしょうか?(笑)
(2003-03 IOP -6m)

カギケノリの嚢果ネットでアヤニシキの嚢果から胞子がこぼれ出す写真を見てから、海藻の嚢果が気になるのですが、目が疲れるだけで胞子は見えません。
ところで、この嚢果、どの株にもついてるわけじゃなくて、むしろほとんどの株にはついていないんだけど、なんでだろ?
(2018-05 大瀬崎 -5m)

カギケノリ2024年の春、柵下@大瀬崎の浅場は一面カギケノリになっていました。以前は一面アントクメってこともあったと記憶していますが、今はカギケノリが隆盛です。時とともに環境が変化して、海藻たちの興亡が見られるのは、人の社会と同じですね。
(2024-05 大瀬崎 -3m)

お勧め Watching Point

カケアガリ@IOPや、外海@大瀬崎のゴロタ地帯に多い気がしますが。。。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!