Izuzuki Diver

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ヘラヤガラ

Aulostomus chinensis

解説

ヘラヤガラ僕が伊豆の海にのめり込み始め、サカナの名前もだいたいわかるようになってきたのは1998年頃だったんですが、今にして思えば1998年は死滅回遊魚の結構な当たり年だったようです。
だから僕は、この年にたくさん流れてきてた死滅回遊魚を伊豆の地元民や常連さんだと認識してしまってます。
そーゆー偏った認識を持ってると、初心者ダイバーを前に「ヘラヤガラなんて昔はそこらじゅうにいたもんだが。。。」などと、懐古的な講釈をたれがちなので注意が必要です。(笑)
ところで、南の海でよく見かける黄色いヤツ、伊豆には何でいないの?
(2021-08 大瀬崎 -18m)

やや黄色のヘラヤガラ「今週の〇〇~!! 第223回 やや黄色(2004-12-07)」より
南の海に潜りに行くと、ヘラヤガラは黄色いことが多いのに、なんで伊豆に現れるヘラヤガラは黄色くないの?って前から思ってたのですが、このたびやや中途半端ながら、IOPで黄色のヘラヤガラに会うことができました。デカく育ってました。
で、よく考えたら南の海で出会う黄色のヘラヤガラは、みんなオトナだったような。。。単に子供じゃ黄色くはなれないんだよって話だったりする??(^^;;
(2004-12 IOP -10m)

ヘラヤガラの全身普段105mmのマクロレンズで撮影している自分にとって、ヘラヤガラの全身を撮影するのはちょっと難しかったりします。正面からカメラを向けて無理やり全身を捕らえてみましたが、部分的に撮影するよりどんなサカナかわかりにくくなってしまいました。(^^;;
(2004-07 IOP -5m)

ムチヤギに紛れるヘラヤガラムチヤギに隠れて赤くなってるヤツがいました。それで隠れているつもり?とか思ってしまいますが、動かなければ案外周りのサカナには気づかれないのかも知れません。
(2023-01 大瀬崎 -20m)

ヘラヤガラ大瀬崎でお腹の大きなヘラヤガラに出会ったのですが、近づいて写真を撮ろうと思ったら、お腹から白いつぶつぶが。。。
結構な勢いで浮いていくので、その場では「おなら?」と思ったのですが、写真を見返してみると泡にしては粒が揃いすぎてるような気がします。
じゃあ、産卵?1匹で?受精済み?それとも流産?ちゃんと確認しておけば良かった。。。
(2023-10 大瀬崎 -6m)

ヘラヤガラ伊豆では珍しい全身黄色のヘラヤガラに出会いました。そして、写真には撮れなかったけど、黄色いアイゴに取り憑いてエサを狙っていました。ヘラヤガラが黄色くなるには、ヘラヤガラが取り憑けるサイズの黄色いサカナがいることが条件なのかも知れませんね。
(2023-11 大瀬崎 -8m)

お勧め Watching Point

多い年少ない年はあるけど、伊豆では秋になるとボチボチ会えます。でも、黄色いのは。。。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!