Izuzuki Diver

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タカサゴスズメダイ

Chromis weberi

解説

タカサゴスズメダイたくさんいるのになかなか撮れないサカナっているんです。このタカサゴスズメダイはまさにそんなサカナでした。
小さくてちょこまかと動き回るスズメダイの子供は岩陰に追い詰めないとなかなか撮影するのは難しいのに、コイツラときたら潜降岩@IOPの周りを元気よく泳ぎ回ってるんです。僕が撮影しようと近づくと岩の反対側に回り、さらに追いかけるとまた反対側に回り込む。はちみつになりそうです。
ところが或る日、別の場所でTheスズメダイの群の中にタカサゴスズメダイが数匹混じってるのを見つけました。その群は臆病なTheスズメダイで構成されているらしく、僕が近づくと岩陰に隠れようとします。すると、一緒にいたタカサゴスズメダイもその群に付いて岩陰に逃げ込みました。つまり、性格がTheスズメダイと同じになってるのです。
やはりここのタカサゴスズメダイは大人になっても潜降岩のスズメダイより臆病に育つのだろうか?むむ。。。
(2006-11 IOP(伊豆海洋公園) -7m)

タカサゴスズメダイya2004年の死滅回遊魚シーズンにはナゼかIOPでほとんど会えなかったタカサゴスズメダイですが、岬の先端@大瀬崎ではオトナになりかけたヤツがたくさんいてビックリ。東岸と西岸で流れてくるサカナが違うのも伊豆半島で潜る面白さの一つではないでしょうか?
(2004-10 大瀬崎 -7m)

タカサゴスズメダイぱっと見のソフトな印象からササスズメダイだと思ったけど、家で写真をチェックしてたら頬にキズ(黒い線)が入っていました。
いやっ、ホントの悪党は悪党に見えないものです。(^^;;
(2020-11 大瀬崎 -4m)

タカサゴスズメダイ水温の落ち込みが緩くて死滅回遊魚がまだまだ元気な2021年の冬、タカサゴスズメダイが何匹か集まって体をブルーに輝かせていました。
スズメダイの仲間には、性転換したり、成熟するときに優位な個体がオスになったりするヤツラもいるみたいですが、コイツラもマウントを取り合って、誰がオスになるのかを決めているのかも。
サカナ達のストーブリーグも熱い!
(2021-02 大瀬崎 -8m)

タカサゴスズメダイ「今週の〇〇~!! 第738回 15℃の冬(2023-02-12)」より
この日の水温は15℃でした。ここ数年のは16℃までしか下がらないってのが僕のイメージだったので、久しぶりに見る水温って気がします。
15℃まで下がると流石に死滅回遊魚たちは減って来ましたね。
タカサゴスズメダイも越冬するのが普通になりかけていましたが、ちょっと痛み始めてるように見えます。
16℃までしか下がらない冬と、15℃まで下がった冬で、結構変わってくるかもしれませんね。
(2023-02 大瀬崎 -7m)

お勧め Watching Point

潜降岩@IOPでよく見かけますが、写真を撮るならスズメダイの群に混じってるのを狙いましょう。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!