Izuzuki Diver

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オキゴンベ

Cirrhitichthys aureus

解説

オキゴンベ湾内@大瀬崎を潜ってちょっと驚くのは、オキゴンベがダイバーを見つけると寄ってくるんです。IOPにもオキゴンベはいるけど、彼らはダイバーを見ても迷惑そうに去って行くだけだから、ちょっと違和感があります。
最初は単に餌付けされてるだけなのかなぁと思ってたんだけど、結構深いとこにいるヤツも寄ってくるんです。深い水深では餌付けられたヤツはいないと思うのですが。。。単に大瀬ダイバーはサカナに好かれてるけど、IOPダイバーは嫌われてる???(汗)
(2006-11 大瀬崎 -18m)

オキゴンベyg幼魚は鮮やかな黄色のボディで、しかも背景がキレイなところにいるので、写真のモデルにうってつけです。(^^)
(2010-11 大瀬崎 -26m)

オキゴンベ老成魚でしょうか?IOPで見かけた巨大なオキゴンベは、周りのオスを軽く蹴散らす貫禄でした。でも色は可愛いピンク色。(笑)
(2017-07 大瀬崎 -18m)

オキゴンベの産卵上昇この日は、オキ、ミナミ、ヒメのゴンベ産卵3種盛りを観察して、去年撮れなかったヒメゴンベの産卵を撮影できて喜んでいたのですが、よく考えたらオキゴンベも撮れたのは初めてでした。(嬉々)
撮りやすい方向に産卵上昇してくれた、空気の読める良い子のペアでした。(^^)
(2021-07 IOP -11m)

オキゴンベの放卵産卵上昇の頂点で、放精&放卵が行われます。
紐状に見えるのは卵塊で、産み出された時は卵が繋がってますが、漂いながらバラバラになっていきます。
メスが懸命に放卵してるのにオスはとっとと水底に戻るのはゴンベの産卵の標準スタイル。(^^;)
(2021-07 IOP -11m)

オキゴンベの産卵大瀬崎は湾内の最終エギジット時間からナイトダイビングまで、1時間のインターバルがあるのですが、年に数回、このインターバルを取り払ってサンセットダイブができる日ができたので、夕潜りしてオキゴンベの産卵に立ち会ってきました。
この写真は、産卵上昇した頂点でシャッターを切ったのですが、写真で見るとメスはまだ卵を出してないのにもうオスは反転してます!
卵をちゃんと確認してないけど、ゴンベってオスが放精したところに卵をくぐらすのですかね〜。
メスを危険な中層に残して、自分だけ先に安全な海底に戻るオス、感じ悪い。(^^;)
(2022-07 大瀬崎 -13m)

斑紋のあるオキゴンベ「今週の〇〇~!! 第742回 今までスルーしてたのに気になる(2023-03-14)」より
よく見かけるオキゴンベの斑紋ありバージョンです。
この斑紋、環境や気分によって出たり出なかったりするんだろうなーと、勝手に思ってスルーしていたのですが、よく見たらミナミゴンベと斑紋のパターンが酷似しています。色違いの同じ模様って感じです。今までいろんなサカナを見て来た中で、別の種類でこれだけ複雑な斑紋のパターンが一致するってことは、無いんじゃないかなー?と思うので、これはちょっと遺伝子が混じってるんじゃないか?とか、モーソー掻き立てられてしまいます。(^^;)
(2023-03 大瀬崎 -12m)

お勧め Watching Point

伊豆各所にフツーにいます。ミナミゴンベよりはやや内湾寄りなイメージです。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。