Calotomus japonicus
「今週の〇〇~!! 第122回 騙された(2002-11-19)」より
砂地の海藻で金色に輝くギンポの子供を見つけました。こんなニジギンポ見たことねぇ~!!と数枚バチバチっと写真を撮ってバディを呼びに行きました。普段ギンポにはそんなに興味を示さないバディもコイツは気に入ったらしく、結構じっくり撮っているようでした。キレイだからね~。
海から上がって、「あのギンポキレイだったね~!」と言うと、「何言ってるの?ありゃベラよベラ!!」とバディが言う。「へっ?ベラ・・・??」
納得できない僕は家に帰ってバディが撮影したビデオを見てみましたが、やっぱりギンポに見えます。かと言って、ニジギンポもドンピシャじゃないような気がするんで、一応ベラもチェックしてみることにしました。
こんな体つきはオオヒレテンスモドキかタテヤマベラぐらいかなぁ?まずオオヒレテンスモドキを調べてみましたが、背ヒレが透明じゃないので違うようです。そんじゃぁとタテヤマベラを調べてみたら、
「あっ、コレだ・・・。」
バディにどうしてベラだとわかったのか聞いてみたら、「顔がベラだった」とのこと。ちなみに、ポジ上の実測で1.5cmぐらいです。コレ・・・。(苦笑)
(2002-12 赤沢 -11m)
(2003-07-01追記)
こんなことを書いてしまいましたが、結局ブダイのチビッコだったというオチでした。(^^;;;
「今週の〇〇~!! 第207回 ブンブンの中ブーがブリブリ(2004-08-17)」より
黒潮の支流が入って来てるのでしょう。なま暖かくて青い潮がうねりのような強弱を伴いながら、ブンブンと2の根のトップを乗り越えてました。
そんな中、ブダイの♂が活発に泳ぎ回って、あっちでブリッこっちでブリッとやってました。相手は遊泳力のあるブダイだし、強い流れでビデオを構えるのもままならない状況だったのですが、何とか1回だけ撮影することができました。♀が中層に浮かんでから、そこに♂が突進してゆくのが、ベラとはちょっと違うみたい。(^^
脇から飛び出してきたちっちゃい1匹は多分縄張りを持てない♂で、ペア産卵に突っ込んで自分の精子を撒き散らすと言うとんでもないヤツなんですが、こんな光景こそ野性の生き物のたくましいエネルギーを感じますネ。
(2004-08 IOP -11m)
湾内@大瀬崎には黄色いシミのような模様のついたチビッコがいました。IOPで見かけるチビッコたちとは同じ種類には見えないけど、じゃあ何者?って話になると厄介なので、とりあえずブダイってことで。。。
(2013-09 大瀬崎 -8m)
オスはこんな色してます。
海の中では大半のサカナが、外敵に襲われないかとビクビクしながら暮らしているように見えるんだけど、伊豆の海では最大級のブダイには敵はいないのでしょうか?昼間っから砂地で寝てたりします。大物ですね。
(2015-10 大瀬崎 -11m)
「今週の〇〇~!! 第560回 速っ!(2016-07-02)」より
この日、外海@大瀬崎は冷たい潮が上がってきて冷えた~。
その潮と関係あるかわかりませんが、ブダイの産卵が見れました。
でも泳ぎが速くて撮れませ~ん。(泣)
写真は縄張り巡回中の♂です。
(2016-06 大瀬崎 -6m)
グレーっぽい怪しい色彩のブダイのチビッコがいました。こーゆー怪しいヤツは、タイワンブダイかチビブダイって可能性を期待して撮るんだけど、んーやっぱブダイかー?って、ハテナマークがつくだけの結果になります。
(2022-10 大瀬崎 -1m)
IOPにも大瀬崎にもたくさんいます。アントクメが生えるような環境に多い気がします。
★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。
このサカナは地味な色してますが、体が大きくて数も多いから、僕が初心者のときから結構目に付く存在でした。
特にコイツの食事風景のその迫力は圧巻です。海藻をバリバリ、固くてもバリバリ、ついでに岩ごとバリバリといく姿は本当に男らしく(?)って、僕は好き。
でも女の子にはもてなそう。。。
そんなブダイですが、どこぞの図鑑で「舞鯛」の漢字があてがわれていました。
元々は絶対「醜鯛」だと思うのですが、「舞鯛」を当てた人はきっといろんなモノの見方ができる人なんだろうなぁ~と思います。
僕もそんなセンスをもって潜りたいものです。
(2017-07 大瀬崎 -10m)