Halichoeres melanochir
コイツは、まだ死滅回遊魚がまだほとんどいない初夏のIOPで見かけました。時期と大きさから考えて越冬したんだと思うんだけど、その後成長したコイツの勇姿を見ることはできなかった。せっかく越冬できたのに他のサカナに食われちゃったんだろうナ。自然は厳しい!!
(2005-05 IOP -12m)
2010年~2011年の冬は水温があまり下がらなかったようで、2011年は越冬もののムナテンベラが伊豆各所で目撃されているようです。産卵もしているようです。こーなるとすぐに「地球が温暖化しているからだ」ってハナシになるけど、直近の一冬だけ取り上げて言えるほど、温暖化進行のプロセスって単純じゃないと思います。でも、もしこんな目に見える変化が地球が温暖化によってもたらされているんだったら、、、と思うとかなり怖い。
(2011-10 大瀬崎 -7m)
恐らく2回冬を越したムナテンベラの♂です。お腹のあたりが紫色になってきていますが、このまま大きく育つと、南の海のムナテンベラのようにだんだん薄紫になって行くのでしょうか。ベラの♂がジミになってどうする!!って感じがするのですが、ムナテンベラの♂が♀にディスプレイする姿を見ると、体色ではなくシルエットでアピールしているようなので、体色はどーでも良いのかナ?
(2013-06 大瀬崎 -6m)
伊豆の海には毎年流れてきます。IOPでも大瀬でも毎年コンスタントに見れます。
★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!
濃紺のボディはストロボを当てて写真に撮るとキレイなんだけど、水中では尾ビレの白い部分ばかりに目が行きます。多分それがコイツの生残り戦略なんだろうけど、腹ビレのオレンジは絶対に不要だと思う。
(2009-01 大瀬崎 -7m)