Izuzuki Diver

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クロフチススキベラ

Anampses melanurus

解説

クロフチススキベラ伊豆に流れてくる死滅回遊魚の定番です。・・・だったのですが、2020年のIOPでは越冬した個体群が立派なハレムを形成していて、ビックリしました。その後、大瀬崎でも越冬したオスをちらほら見かけるようになりました。写真はハレムを仕切ってたオスです。体側の中央を走る黄色ライン、TPオス(性転換後のオス)の象徴ですね。カッコイイ〜!
(2024-06 大瀬崎 -25m)

クリフチススキベラyg伊豆で良く見かける幼魚です。
ひらひらと波間に揺られる姿は、「私はゴミ~!ゴミなんだからそんなに見つめてもしょうがないよ~!!いつまでもジロジロ見てるんじゃね~よ!!(--#)」と言いたげ。波という水中の環境をうまく使ってますね~。でも、水面が鏡のように!!全く波がなかった時に見かけたヤツは、擬態を諦めてフツーのベラの泳ぎになってた。。。(^^
個人的にはマトリョーシカ(人形を開けると人形が出てくるロシアの人形)に似てると思うんだけど、誰も同意してくれない。。。 (2005-02 IOP -25m)

クリフチススキベラygマトリョーシカになる前は、茶色なんですね。ヘロヘロ泳ぎも、まだ板についてません。

クロフチススキベラの産卵「今週の〇〇~!! 第655回 自分との戦い(2020-07-21)」より
2年ぶりのIOP。死滅回遊魚だったハズのベラがデカくなっててビビります。
クロフチススキベラは立派なオスがハレムを仕切ってて、午後に行って追いかけてみたら、運良く産卵も観察できました。
メスも相当な数いるみたいなので、オスの縄張りを確認しようと後をつけたのですが、途中いろいろ目移りしてる間にまかれてしまいました。。。。(汗)
生態観察は自分との戦いです。(笑)
(2020-07 IOP -20m)

幼魚やメスはホクトベラに似ていますが、ホクトベラは尾ビレに黒縁がつきません。そして、伊豆ではクロフチススキベラの方が圧倒的に多いです。

クロフチススキベラのメスメスです。幼魚と同じ柄だけど、身体が大きくなるにつれ、点々の数が増えてより水玉模様っぽくなります。これもチューリング・パターンかな?
(2020-08 IOP -22m)

お勧め Watching Point

秋の伊豆にやってくる死滅回遊魚の定番です。ブチススキベラよりは深いところで見かけます。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!