Izuzuki Diver

伊豆のサカナ図鑑 > ベラ > クロヘリイトヒキベラ

クロヘリイトヒキベラ

Cirrhilabrus cyanopleura

解説

クロヘリイトヒキベラ2003年に、IOPでクロヘリイトヒキベラのオスに初めて出会った時は大騒ぎでしたが、気づけば毎年のようにオスがいるような気がします。
そうなると求愛シーンとかバッチリ抑えたいところですが、案外イイ感じに雌雄が揃いません。。。
(2022-10 大瀬崎 -18m)

クロヘリイトヒキベラ2001年の秋、数年ぶりに潜った初島で逢うことができました。フタツネ@初島の左側は結構ベラが好みそうな環境が整ってたから、探せばいろいろ出てきそうな感じなんだけど、初島はどこかのショップを通さないと潜らせてもらえないと言う閉鎖的なポイントなんでそれもままならないのが残念ですね。
(2001-10 初島 -6m)

クロヘリイトヒキベラここまで大きくなってればTheイトヒキベラでないことはわかりますが、あまりポッチャリしてないとニシキイトヒキベラか~?とも思いがちですが、やっぱりクロヘリのようです。
ニシキは尾ビレ付け根の黒い斑紋が四角くて白く縁取られてて、お肌はざらざらした感じでボケた横縞が入ってるそーな。
見慣れれば身体つきとか顔が違うのですが。。。
(2017-12 大瀬崎 -5m)

「今週の〇〇~!! 第125回 岬の先端でドキリ(2002-12-01)」より
クロヘリイトヒキベラ岬の先端@大瀬崎は海藻が少なくて海底の色が白っぽい。そのため、そこに棲むイトヒキベラは色が薄いヤツが多いのです。体や尻尾が妙に黄色くて、体に走るブルーのラインがクッキリハッキリ浮き出ています。これがクロヘリイトヒキベラになったらどうなるか、、、なんて考えてみたことはなく、いきなり出会ってしまったから、一瞬ドキリとしてしまいました。
僕が思っている以上に、コイツラは周りの環境に合わせて色を自在に変えているんだなぁ、と実感したのです。
(2009-10 大瀬崎 -6m)

別の日に岬の先端@大瀬崎で撮影した写真に入れ替えました。

クロヘリイトヒキベラ周りの環境によっては背中が黄色く見えるのもクロヘリイトヒキベラの特徴かもしれません。でも、あまりこのようなキーワードにとらわれすぎないほうが良いかも。
(2004-12 IOP -20m)

「今週の〇〇~!! 第256回 慶良間の~クロヘリイトヒキベラyg(2005-08-12)」より
慶良間のクロヘリイトヒキベラ慶良間にいるクロヘリイトヒキベラygは背中の黄色っぽさが伊豆にいるヤツラよりわかりやすいです。伊豆でも海藻が少なくて海底の色が白っぽい場所だとわりと背中の黄色が目立ちます。1種類のサカナが環境に合わせていろいろな色を楽しませてくれて、なんだかお得ですね。(^^
(2005-08 慶良間 -7m)

「今週の〇〇~!! 第395回 口説けるのか?(2008-11-26)」より
小さい♂久しぶりに伊豆でクロヘリイトヒキベラの♂に出会ったのですが、ビックリしたのはその小ささ!!沖縄あたりだと5~6cmぐらいの♀がゴロゴロいるのに、コイツは4cmあるか無いかってサイズで♂への性転換を果たしてしまったようです。ベラは自分より体の大きな♂にディスプレイされないと♂になっちゃうって話はホントだったみたいですが、こんなサイズでいざ♀に出会ったときちゃんと口説けるのだろうか?(^^;;
(2008-11 大瀬崎 -5m)

「今週の〇〇~!! 第500回 チビッコだけどペア?(2013-09-07)」より
子供TP本格的な死滅回遊魚シーズンには入ってない感じですが、クロヘリイトヒキベラのチビッコが2匹いました。大きいほうは色も緑っぽくて一目でクロヘリイトヒキベラであることがわかります。まだ大きいほうも3cmぐらいのチビッコですが、既に成魚の色を出し始めてるってことは繁殖に向けてペアになっているのでしょうか?この先この2匹が産卵まで行けるのか?暖かく見守って行く所存です。
(2013-09 大瀬崎 -11m)

クロヘリイトヒキベラ2018年もクロヘリイトヒキベラの極小(4cm)なオスに出会うことができました。一丁前にヒレ全開で近くのTheイトヒキベラにディスプレイしていました。迫力は全然ないけど、ヒレに浮かび上がった模様は案外キレイじゃん!!
(2018-12 大瀬崎 -5m)

お勧め Watching Point

八丈島や串本にはたくさんいたけど、伊豆半島では結構珍しい魚だと思います。と思っていましたが、実はそこそこいるみたいです。気付いてなかっただけかも。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!