Cirrhilabrus temminckii
岬の先端@大瀬崎はやはりイトヒキベラが多い。多すぎて♂もテリトリーなんか持っちゃいるんだか持っちゃいないんだかさっぱりわからない状態。特に初夏は、婚姻色を出してるヤツも中途半端な婚姻色だったり、別の♂が近づくと色が変わったり、いろんな色のイトヒキベラがいて楽しめます。
(2022-05 大瀬崎 -6m)
秋になるとたくさん見かけるイトヒキベラのチビです。
岩の隙間から出てきてピコピコしてるのに、僕が近づくとクルクルまわってピュっと岩の隙間に隠れてしまうそのしぐさがなんともカワイイ。
さぁ、あなたもニシキイトヒキベラやクロヘリイトヒキベラの子供達との違いに悩んでみませんか?
(2009-10 大瀬崎 -15m)
「今週の〇〇~!! 第120回 頭よりはイイ?(2002-11-6)」より
敵が多い小さなサカナの中には、尾の方に眼状斑を持つヤツが結構います。攻撃されると致命傷を負いやすい頭を守るためと説明されています。
さすがに、ここまで完全に食いちぎられると致命傷だろぅと思うのですが、こんな状態でもとりあえず普通に泳いでいたからオドロキです。僕らが思っている以上に、眼状斑は身を守る武器として大事なもののようですね。
寒い冬はちょっと苦手らしく、冬の間には泳いでる姿をあまり見ませんが、春になって水温が上がってくると、ひょっこり顔を見せてくれます。
でも、体の色は黒っぽくなっていて、「クロヘリイトヒキベラが越冬したんだ~!!」と撮影すると青いスジがキランと輝いて、騙されたことに気付くのでした。
岬の先端@大瀬崎は海底の色が磯焼けしたような白っぽい色をしてるためか、IOPで会うイトヒキベラとは全然イメージが違うヤツがいてドキっとさせられます。
フツーは体の中央のラインより背中側のラインの方がハッキリしてるのに~。
(2004-12 大瀬崎 -17m)
一瞬ドキッとする白いイトヒキベラ。
周りのイトヒキベラと比べて明らかに白いのですが、アルビノって感じでは無く、本当にたまたま色が薄いだけって印象でした。このままオスになったらどんな色彩になるのか興味ありますが、追い続けられる自信はまるでありません。
(2022-11 大瀬崎 -15m)
伊豆の海の各所で見れます。
★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。
僕にとって、イトヒキベラといえば岬の先端@大瀬崎にエントリーすると、水色に輝いて迎えてくれる怪しげな魚というイメージがあります。実はそいつは♂のイトヒキベラで、♀や幼魚はもう少し地味で、えんじっぽい体にブルーのラインが入るだけです。それはそれで美しいのですが。。。
(2018-08 大瀬崎 -7m)