Izuzuki Diver

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オオモンカエルアンコウ

Antennarius commerson

解説

オオモンカエルアンコウ
1998年10月 大瀬崎 -9m

カエルアンコウの仲間の中で幼魚のころのオオモンカエルアンコウは、比較的きれいな色をしててかわいらしいのですが、成長すると30cmぐらいの大きさになって、しかも体の表面がごつごついぼいぼになるのです。色も形もいろいろです。

伊豆で見られるオオモンカエルアンコウは、卵か稚魚のときに黒潮に乗って南の海から流されたといわれてます。いわゆる死滅回遊魚という奴です。写真の奴は2cmぐらいのちっちゃい奴で、晩秋の海の中で鮮やかなオレンジ色を放って、温帯の地味な色の海底で浮きだって見えてました。写真を撮りながら、こいつももうすぐ訪れる冬には、冷たい水に耐えられなくなって死んでしまうんだなと思ってました。ところが次の年の秋、大瀬崎には25cmぐらいのオオモンカエルアンコウがいました。春に流れてきたとしても1年足らずでこんなに大きくなるのかな?それとも越冬したのかな?だとしたら、写真の奴も無事に冬を越えて、今ごろどこかにいるのかな?今となってはわかりません。海の生物との出会いは、一期一会ですね。

青いオオモンカエルアンコウこのうす紫色したオオモンカエルアンコウは、'98年11月に岬の先端@大瀬崎で見ました。こいつを探して普段行かない方向に行ってみたら、なかなかきれいなところだった。牛に引かれて善光寺参りみたいなものです。
(1998-11 大瀬崎 -23m)

オオモンカエルアンコウyg腕力を鍛えてます。なわけないか。。。

オオモンカエルアンコウ(レモン)こいつは、'99年の年末から2の根@IOPの付け根にいました。伊豆の地味な海底にアンマッチなレモンイエローは、数メートル先から見つけられるほど。その目立ちすぎる風貌のせいで獲物が近づいてこないせいか、しょっちゅう大あくびをしてた。
(2000-01 IOP -13m)

色変わりするオオモンカエルアンコウカエルアンコウの仲間は自分が棲み付いた場所にあわせて自分の体色を変えることができるようです。コイツも初めて出会ったときは薄紫色のジュズエダカリナの上にオレンジ色で目立ってたんですが、1ヶ月経ってまた会いに行ってみると、すっかりジュズエダカリナと同じ色になっていました。
(上:2008-07 大瀬崎 -22m)
(下:2008-08 大瀬崎 -22m)

「今週の〇〇~!! 第651回 ポストコロナで会えるとイイな(2020-04-18)」より
オオモンカエルアンコウ3月の大瀬崎で1cmほどのオオモンカエルアンコウのチビッコに出会いました。
ネットではこのくらいのサイズの写真がよく出てるので、自分もしょっちゅう出会ってる気になってたけど、よく考えたらこのサイズに出会うのは初めてかも。(嬉)
それにしても、3月にこんなヤツが着底するなんて、やっぱり2019年〜2020年の伊豆は例年とは違う海って感じです。
2020年4月現在、新型コロナウィルスの感染拡大によって世界が大変なことになってるけど、この騒動が収まってまた潜れるようになったとき、またコイツの成長した姿に会えるとイイな。
(2020-03 大瀬崎 -10m)

お勧め Watching Point

夏から初冬にかけて伊豆の各所で幼魚が目撃されてます。30cm級のデカいのは、南の海に行かなくちゃかな?

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!