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Plocamopherus ceylonicus
「今週の〇〇~!! 第402回 引っかかる色素(2009-03-18)」より
この週末は、水中は植物プランクトン由来の濁りが激しくて、なかなかテンションをあげるのが難しいコンディションでした。こーゆー日は自分がウミウシ好きで良かったとつくづく思います。ウミウシ探しには透明度あんまり関係ないし。。。(^^
そんなニゴニゴの海で出会った1匹.。僕が大瀬崎で出会ってニンジンヒカリウミウシと言ってるヤツらは、出会うたびに「やっぱりベッコウヒカリウミウシっぽいなぁ~」って印象を受けてしまうんだけど、ベッコウヒカリウミウシの茶色の部分を覆ってる網点模様の茶色い色素がコイツには見えないことと、足の辺りに見え隠れするオレンジ色の色素がどうにも引っかかります。
(2009-03 大瀬崎 -18m)
体側のオレンジ斑点が目立つ個体です。このオレンジ斑点は、個体によってはかなり黄色っぽくなることもありますが、ベッコウヒカリウミウシとの識別点になるんじゃないかなぁ。。。
(2013-01 大瀬崎 -5m)
ニンジンヒカリウミウシと紹介していましたが、新版 ウミウシ: 特徴がひと目でわかる図解付き (ネイチャーウォッチングガイドブック)では、ニンジンヒカリウミウシとは別種として掲載されていました。
浅場の転石下で見かけます。
★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!
図鑑で見たときはいたってフツーな風貌のウミウシだと思ったのですが、これがヒドラのモシャモシャの中に入ると見事に消えてしまいます。
本州のウミウシ(ラトルズ)を見ると、そんなニンジンヒカリウミウシの食べ物はコケムシと書いてある。。。エサはコケムシだけど、そのコケムシと一緒に生えるヒドラに擬態してる。なんて、話だと面白いな。
(2005-10 大瀬崎 -2m)