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Asthenosoma ijimai
ダイビングの教本には危険な海洋生物として載ってるせいか、悪役的なイメージを持たれがちなイイジマフクロウニですが、実はゼブラガニに高確率で寄生されて頭(?)をハゲにされてる可哀想なヤツなんです。そもそも危険な生物具合でいったら、イイジマフクロウニにとってのダイバーのほうが遥かに危険だし。。。
(2008-01 大瀬崎 -32m)
伊豆ではよく見るけど、そういえば、他のところで見た記憶がないなぁ。
★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!
軍艦巻きのうには大好きだけど、海でうにを見ても嬉しくないという人は多いと思う。特にこのでっかいうには針に毒があって、うっかり手をついてしまうとひどい目に会うということもあり、はっきり言ってダイバーのキラワレモノだと思います。まあ、うににとっては「キラワレモノで結構」だろうし、腹いせにダイバーに向かってくることもないわけです。そして、よく見ると針の間にはカニが棲んでいたりして、しっかりと海の環境を作り出している一員なのであります。むしろソフトコーラルを蹴っ飛ばしたり、砂を巻き上げてイソギンチャクにかけたりするダイバーこそ海のメイワクモノなのでしょう。
ところで、イイジマフクロウニで軍艦巻きを作ったら、食べ応えありそうですね。^^;
(2013-07 大瀬崎 -21m)