Izuzuki Diver

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コマチコシオリエビ

Allogalathea elegans

解説

コマチコシオリエビ伊豆でウミシダめくりをすると一番多く出てくるのがコイツラです。黒いウミシダには黒いヤツ、オレンジのウミシダにはオレンジのヤツ、ちゃんとウミシダの色と同じなのには、いつもながら感心してしまいます。しかし、ちょっと虫っぽいから女性ダイバーのウケは今1つかも。。。
ところで、ウミシダを隠れ家にするエビカニには、コマチが付く名前が多いんだけど、ど~して?
(2016-05 大瀬崎 -9m)

赤いコマチコシオリエビ遠目には真っ黒にしか見えないオオウミシダは、光を当てると実は濃いエンジなのですが、そのオオウミシダに着くコマチコシオリエビもまた忠実に濃いエンジをしています。
見事な適応ですが、こんな完璧に最適化しちゃうと、宿主と運命を共にするしかないですね。日本のサラリーマンみたい。(^^;;
(2020-03 大瀬崎 -2m)

白黒のコマチコシオリエビモノトーン縞々のコマチコシオリエビです。このタイプはやっぱり白いウミシダに着いてることが多いと思ったのですが、複雑な色彩のツヤウミシダに着いていたのは少し意外でした。でも、案外目立たない。そこまで最適化されているのでしょうか?
(2022-04 大瀬崎 -5m)

夜のコマチコシオリエビ夜に会いに行ったらウミシダの付け根の辺りに陣取っていました。
餌が流れてくるのを待ち構えているようにも見えるのですが、そもそも僕は、コマチコシオリエビがどうやってエサにありついているのかを知りません。
図鑑には「ウミシダ類に共生」と書いてあるので、ウミシダを食べてるわけではないと思うのですが、このポジショニングだったら、ウミシダが腕で捉えたエサを口元に運ぶ途中でインターセプトするのを狙っているのかもしれません。
機会があれば、一度じっくり観察してみるのも良いかも。(正直そこまでの興味は無いですが。。。)
(2025-02 大瀬崎 -18m)

お勧め Watching Point

出現時期はあるかもしれませんが、伊豆でウミシダをめくればそこに。。。(笑)

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。