Izuzuki Diver

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イセエビ

Panulirus japonicus

解説

イセエビ9月中旬から翌5月中旬まで、IOPの最終エギジット時間は午後3時になってしまいます。原因はコイツラです。いや、コイツラを捕るための網を張るからです。残念ながら、伊豆半島のダイバーは、漁師さんが漁をしないときだけ潜らせて貰っているに過ぎないのです。
だから、伊豆大島で潜ってきた友人達が、日没の時間帯じゃないと見れないテグリの産卵やクマノミのハッチアウトを見てきたという話を聞くと、すっごく羨ましいと同時にIOPでは夕刻に潜れないことに対してジレンマを感じます。
まっ、その制限の中をかいくぐって狙うのが楽しかったりするわけです。
(2018-08 大瀬崎 -4m)

ガラスエビ「今週の〇〇~!! 第308回 ガラスエビ(2006-08-29)」より
ウミウシでもいないかな?と思ってホソジュズモをかき分けてみたら、ガラス細工のような透明なエビが出てきました。このエビの正体は、ガラスエビと呼ばれるイセエビのプエルルス幼生なのだそうです。1年ぐらいペラペラのフィロソーマ幼生の姿で外洋を漂っていたイセエビの赤ちゃんは、プエルルス幼生になると飲まず食わずで岸を目指し、黒潮に乗って伊豆半島にやって来て着底するようです。この日は浅場を温い水が断続的に流れ、深場のつべたい水がうねりのように押し寄せる、黒潮接岸の典型的なパターンの海でした。今年はこんな日が多い気がするんで、この夏に着底したイセエビが漁獲サイズになる3年後が楽しみですね。
(2006-08 IOP -6m)

お勧め Watching Point

南日本のどこにでもにいそうです。伊豆で見やすい時期は、エビ網漁が始まる直前の9月上旬かな?

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。