Ostorhinchus holotaenia
「今週の〇〇~!! 第201回 こっちも力が入ります(2004-07-06)」より
友人のH氏と一緒にまたまた土肥に行ってきました。そして、スジオテンジクダイの産卵を見せてもらっちゃいました。
2匹寄り添って力んで、でも産まなくって、また力んで、でもまだ産まなくって、、、その度に僕も一緒になって力んでしまいます。(笑)
最後は、ぶるぶると卵を絞り出して♂が卵を咥えるところまで、じっくり見させてもらいました。感動的です!!
(2007-07 土肥 -4m)
オクリダシ@IOPに卵を咥えたばっかりと思しきスジオテンジクダイ(当時の呼び名はキンセンイシモチのドット型)がいました。ここ数年IOPではスジオテンジクダイのオトナをほとんど見かけませんでしたが、2006年は結構見かけます。ところが、例年たくさんのスジオテンジクダイが産卵してる大瀬崎にはほとんどいないようです。スジオテンジクダイというサカナは冬の水温の差がハッキリでるサカナですな。
(2006-08 IOP -5m)
秋になるとテンジクダイの仲間のチビたちが岩陰で群れを作るようになりますが、当時キンセンイシモチと呼んでいたサカナには尾の辺りが黄色くなるタイプと黄色くならないタイプがいて、黄色くならないタイプがやっぱりスジオテンジクダイのチビなのでした。
(2006-10 IOP -8m)
2013年3月に発刊された日本産魚類検索 全種の同定 第三版(東海大学出版会)によると、キンセンイシモチ・ライン型と呼ばれていたサカナが本当のキンセンイシモチ(Apogon properuptus)だったようです。キンセンイシモチ・ドット型と呼ばれていたサカナは、ペルシャ湾にいるApogon holotaeniaと同じ種類ってことになって、スジオテンジクダイという新しい和名がつけられました。
伊豆の岩礁では普通種ですが、やや内湾寄りのように思います。
★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。
スジオテンジクダイは、ずっとキンセンイシモチと混同されていました。スジオテンジクダイは、目の下のラインがテンテンになるため、キンセンイシモチのドット型と呼ばれていました。ちなみに、キンセンイシモチは目の下のラインがそのまま線になってるのでキンセンイシモチのライン型と呼ばれていました。この写真を撮ったときも、まだキンセンイシモチのドット型と呼ばれていました。伊豆に多いドット型の方がスジオテンジクダイになって、しばらく現場では混乱が続きそう。。。
(2005-08 大瀬崎 -4m)