Izuzuki Diver

伊豆のサカナ図鑑 > スズメダイ > シコクスズメダイ

シコクスズメダイ

Pycnochromis margaritifer

解説

シコクスズメダイコイツは秋の伊豆によく流れ着くスズメダイですが、体の色は地味な上、岩の亀裂などの暗い場所に好んで暮らしているため、その存在に気づいていないダイバーは結構いるかもしれません。そーゆー僕自身、子供の口元や腹ビレがブルーに輝いてるなんてことには、今まで全く気づいてませんでした。
(2020-11 IOP(伊豆海洋公園) -30m)

尾ビレの短いシコクスズメシコクスズメには、尾ビレの先が伸びてるヤツとそーでもないヤツがいて、その差はいったいなんだろう?と思っていたのですが、単に他のサカナに齧られやすいだけみたいですね。写真のヤツも、10日前に出会ったときは長い尾ビレのフィラメントをフリフリしていたのに、こんなあっさりした尾ビレになってしまいました。
でも、むしろそれがコイツラの生き残り戦略なのでしょう。白くて目立つ尾ビレをふりふりされたら、捕食者としてもうっかり尾ビレに食いついちゃうのでしょう。
(2011-11 大瀬崎 -7m)

尾ビレの短いシコクスズメ話題になることはないのですが、2021年はシコクスズメダイもたくさん越冬して、未だかつて見たことのないサイズに育っていました。ジミな存在だけど、いつか産卵とか見られたら熱いなー!
(2021-10 大瀬崎 -6m)

シコクスズメダイnupコイツは、頭が白っぽくなって、目にはブルーのアイシャドウを出して、岩の隙間から出たり入ったりしながら、別の個体にちょっかい出していました。
これは、、、婚姻色?卵守ってるんじゃ無いかな?
ゴロタの奥まで入って行っちゃうので全然見えないけど、ついにシコクスズメダイまで大瀬崎で繁殖するようになったのかー!?
(2024-11 大瀬崎 -6m)

お勧め Watching Point

伊豆の海に流れ着く定番の死滅回遊魚です。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!