Plesiops coeruleolineatus
夏に浅場をウロウロしてると、突然岩陰から頭を黄色くしたでっかいタナバタウオが出てきてびっくりすることがあります。
頭が黄色いのは♂の婚姻色なのだそうで、たぶん♀を探して徘徊してるでしょうが、普段は岩の下でイジイジしてるくせに、堂々と浅場を俳諧してる姿は案外強そうです。
これまで僕はそんな男らしい♂とは相性が悪いく、過去数度の遭遇はいずれもバッテリー切れで悔しい思いをしてきましたが、マリナビ瓜生さんが卵を守ってるヤツを教えてくれて、無事撮影することができました。(^-^)/
婚姻色のタナバタウオは顔が黄色くなるのですが、怒ってるタナバタウオも同じ色になります。これって婚姻色と言うより興奮色なんじゃないの?なんてヘビギンポのときは悩んだりもしたのですが、別に区別しなくても良いような気になってきました。
(2005-11 大瀬崎 -2m)
浅い岩場の石の下にいるもようです。繁殖期の夏になると、石の下から度々出てきます。
★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。
いつも石の下から顔を覗かせる程度でなかなか全貌を現さないタナバタウオ、バディによると背ビレがみかんの房みたいにツブツブしてて、それがカワイイのだそうです。そんなこと言われても、タナバタウオの背ビレっていつも石に接してて形なんか良くわからないよ。
(2004-07 IOP(伊豆海洋公園) -4m)
ちなみにコイツは卵を守ってます。ちょっとわかりにくいですが、岩の天井手前に卵が産み付けられています。こーゆーときは写真が撮りやすい。(笑)