Izuzuki Diver

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キリンミノ

Dendrochirus zebra

解説

キリンミノ伊豆の海では、秋になるとミノカサゴの仲間の赤ちゃんをよく見かけるようになります。キリンミノも常連さん。
以前、通り崎ビーチ@土肥で若くて(推定)美しい女性のガイドさんにガイドしてもらったことがあるのですが、そのとき「Tバックを履いたサカナがいます」と教えられたのがキリンミノです。確かに履いている~!!水中でキリンミノを前に、美人ガイドと僕はしきりにコマネチサインを出し合ったのでした。。。(^^;)
ところで、何でキリンなの?別に首は長くはないようだけど。。。学名のゼブラの方がピンときますネ。
(2009-07 大瀬崎 -18m)

キリンミノキリンミノって、扇状の胸ビレの鰭条は先の方が糸状になるイメージがありますが、この個体はそうでもないですね。チビッコのときはみんなそうなのかな?
(2017-12 大瀬崎 -8m)

キリンミノ多くの死滅回遊魚が越冬した2019年の大瀬崎、キリンミノも越冬ものの大きな個体がたくさんいました。
そんな大きな個体を見ながら、キリンミノは大きくなると胸ビレのフィラメントは短くなることに初めて気付きました。
もちろんそんなことはネットで写真を見ればわかることなんだけど、実物を見ないとなかなか気付けません。
(2019-10 大瀬崎 -5m)

キリンミノyg自分が今まで出会った中で最チビなヤツです。小さすぎて、まだTバック履いていません。(^^
(2020-09 大瀬崎 -4m)

キリンミノサンゴに棲んでるキリンミノは、わりと長期間動かないので、コイツも継続観察できるかも。果たして、胸鰭ナンジョウはだんだん細くなっていくのでしょうか?
(2023-06 大瀬崎 -6m)

キリンミノの産卵「今週の〇〇~!! 第805回 キリンミノの産卵(2024-10-20)」より
秋の夜、キリンミノの産卵に立ち会うことができました。
エントリーしてすぐのところに怪しい雰囲気のペアがいたので、しばらく観察していたら、突然オスがその場を離れて泳ぎ出しました。結構な距離を泳ぐので、「これは今日はペア解消かな?」とも思いかけたのですが、以前H氏が、オスは産卵前に縄張りを一周して、(多分)スニーカーがいないことを確認すると言っていたので、そのままオスを追跡してたら、案の定メスのところに戻ってきて産卵に至りました。
先人の知見って、ホントに役に立ちます。ありがとうございます!
一方、その知見がこんなキレイに活かせることも少ないのですが。。。
(2024-10 大瀬崎 -2m)

キリンミノの産卵産み出された卵です。卵シートが2つ生み出されて、中層をフワフワ漂っていきます。
(2024-10 大瀬崎 -2m)

お勧め Watching Point

IOPでも見かけたことはあるけど、基本的には西伊豆のビーチポイントのほうが多いみたい。やや内湾的な環境に多いってことかな?

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!