Ostracion immaculatus
「今週の〇〇~!! 第173回 大きくても黄色(2003-12-16)」より
伊豆の海でミナミハコフグのチビといわれてるヤツはほとんどがハコフグのチビだって話を聞いたとき、にわかに信じられなかった根拠は、直径1cmぐらいのヤツでもハコフグのチビは色がくすんだヤツがいるから、鮮やかなヤツはやっぱりミナミハコフグのチビなんじゃないかと思ってたからなんです。
でもコイツは直径2.5cmぐらいあって、でも青い点がくっきり現れてすっかりハコフグ、でも鮮やかな黄色・・・ですね。
ハコフグのチビッコはミナミハコフグのチビッコに比べると地色の黄色がくすんでくるのが、やっぱり温帯種だからかなぁって寂しさを覚えますが、もう少し成長すれば今度はブルーの点が鮮やかに浮かび上がってきて、コレはコレで良いなぁとなります。
(2010-11 大瀬崎 -3m)
コイツはミナミハコフグのチビと似ていますが、黒い点が小さくて数が多いのはハコフグのようです。ちょっとビミョーだ。
でも、こんなサイコロみたいなサカナが、クルクルピコピコ、エサを食べるときは岩にチュ~っとするんですから、強面なオヤジでもニンマリしてしまうのは、どちらでもやっぱり変わりありません。
(2021-08 大瀬崎 -5m)
伊豆では一年中岩場のあたりをウロウロしてます。
★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。
その昔、図鑑に載ってるハコフグの写真を見て「派手なサカナだなぁ」と思ったのに、実物に会ってみたらもの凄くジミでがっかりした記憶があります。こんな写真はウソッパチだと思ってました。ところが、先日八丈で夕暮れに潜ってみたら、♂が青々と体を輝かせながら♀を誘ってて、そのハデさは図鑑の写真と一緒だったのです。なんだ、婚姻色だったのか。。。書いといてよ!!
(2018-08 IOP(伊豆海洋公園) -12m)