Izuzuki Diver

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クダゴンベ

Oxycirrhites typus

解説

クダゴンベゴンベの仲間は、地味ながらも表情に愛敬があって、意外とダイバーには人気のある魚ですが、この美しいチェック模様の入ったクダゴンベは、数が少ないことも手伝って、人気の点で別格です。伊豆でクダゴンベが見られるとなると、カメラを持ったダイバーがこぞって見に行くような魚なんです。
海ではこんなに大騒ぎされるクダゴンベですが、水族館や熱帯魚やさんでも結構見掛けます。静岡県の三保にある東海大学海洋博物館にいたクダゴンベは、巨大な上格子模様も黒ずんでて、全くかわいげというものがなかったです。光を当てすぎて焼けちゃったんでしょうか?とにかく、かわいくないクダゴンベというものを初めて見てしまった。
(2004-09 IOP(伊豆海洋公園) -26m)

大瀬崎のクダゴンベ「今週の〇〇~!! 第574回 フツーに越冬するの?(2017-03-03)」より
2017年の冬は割と水温高めで推移している大瀬崎です。
そのためか、2月になってもクダゴンベが元気にソフトコーラルの間をチョロチョロしていました。
クダゴンベって、僕は死滅回遊魚だと思ってるのですが、何となく低水温に強いイメージもあります。
あれ?フツーに越冬するのかな?
近年、死滅回遊魚だと思ってたサカナが、何年も越冬することがあったりするので、ちょっと注目しておきたいですね。
(2017-02 大瀬崎 -25m)

クダゴンベ柵下@大瀬崎の同じ場所にここ数年クダゴンベが棲みついています。やっぱりクダゴンベはキレイなサカナなので、毎回カメラを向けてはみるのですが、なかなか思うようには撮らせてくれません。
人間関係でもありますよね。付き合いは長いんだけど、今ひとつ仲良くなれないこと。
(2024-03 大瀬崎 -30m)

お勧め Watching Point

伊豆では時々見つかります。ちょっと深めのヤギなどに付いてます。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!