Aspidontus taeniatus taeniatus
よく見ると、ホンソメワケベラとは泳ぎ方が微妙に違います。ホンソメワケベラが「スイッ・・・スイッ・・・」と泳ぐのに対し、コイツは「ひょいっ・・・ひょいっ・・・」って感じなのです。微妙だ・・・。
ちなみに、この日は2匹のニセクロスジギンポがいたんだけど、両方とも背ビレの前のほうがちょっと盛り上がっていたように見えるんですが、幼魚は背ビレの前のほうが長くなってるらしいので、これはそのなごりなのかもしれません。ここで見分けられればニセクロスジギンポはぐっと身近なサカナになりますネ。
(2005-12 IOP -5m)
認識できるようになると結構いるのかな?
★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!
「今週の〇〇~!! 第165回 濡れ衣?(2003-10-21)」より
クリーナとして人にもサカナにも認知されてるホンソメワケベラに擬態して他のサカナに近づき、他のサカナの体をかじって逃げる卑怯者と噂されるニセクロスジギンポですが、本当にそんな悪いヤツなんでしょうか?
最近オクリダシ@IOPにニセクロスジギンポ達が溜まってるんでしばらく観察してみたんですが、他のサカナをかじって逃げるところを観察することはできませんでした。それどころか、ただヘロヘロしてるだけでスズメダイにドツかれたりして、なんだか可愛そうです。
やっぱり人(サカナだけど)を食い物にするビジネスは長続きできないのかな?なんて思ったら、すぐ横でミナミギンポはキタマクラをかじって逃げたりなんかしてるし、ニセクロスジギンポにクリーニングを求めてくるヤツも少しはいるのにかじらないし。。。う~む、実はニセクロスジギンポは言われてるほどワルじゃないのかもしれません。
(2003-10 IOP(伊豆海洋公園) -5m)