Labroides dimidiatus
オトナは白地に黒いラインだけど、チビッコの時は黒地に青いラインが入ります。
何となく、青いラインがだんだん黒くなって黒い部分が白くなっていくんだと思ってたけど、オトナとコドモの体色をまじまじと見比べてみると、青いラインの上とお腹の辺りが徐々に白くなっていくみたいですね。
(2017-11 大瀬崎 -5m)
まだお腹も白くなってないホンソメワケベラの子供達が大喧嘩してた。縄張りを守るためなんでしょうか、何度も何度も威嚇しあって、何度も何度も噛みつきあってました。
ホンソメワケベラって、他のサカナをクリーニングするという習性から他のサカナから襲われにくいし、縄張りでフリフリしてれば他のサカナがエサを体にくっつけて運んできてくれるから、安穏と生きて行けていいなぁなどと、勝手に想像してました。でも、そんな生活を支えるのは縄張りで、いい縄張り獲得のためには、やはり厳しい野生の掟があったのですね。
冬になって水温が下がるとサカナたちの体には虫がわくのでしょうか、ホンソメワケベラのクリーニングステーションは大繁盛します。そーなってくると、ホンソメワケベラたちのクリーニングが雑になってくるような気がするのは僕の気のせいでしょうか?もっとCS(顧客満足度)向上に勤めなくていいのか?と少し心配になっていましたが、その心配は的中してしまったのです。2月だというのに水温が17度まで上がった日、サカナ達はみんなホンソメワケベラから逃げ回っていました。あまりに人気が無いから、ニセクロスジギンポかと思った。(^^;;
(2012-02 大瀬崎 -7m)
「今週の〇〇~!! 第586回 悪いのは僕(2017-09-02)」より
ホンソメワケベラの産卵です。
いやっ、正確にはホンソメワケベラの産卵しようとしている行動です。
ちゃんと産卵してるなら、上昇から反転したところので放精抱卵が見えるハズですが、この写真には写っていません。
この後オスとメスがドツキ合ってたので、なんでそんなことしてるんだろ?と思ってみてましたが、「何やってんだよ、ちゃんと卵出せよ!」「アンタこそ放精してないじゃないのよ!」と責め合ってたのかも。。。
でも、本当に悪いのは目の前でストロボ炊いた僕???
(2017-08 大瀬崎 -5m)
ホンソメワケベラがコロダイをクリーニングしていました。このコロダイは30〜40cmくらいあったから、まあ何年か生きているんだろうけど、その間に自分のエラを自由にさせるまでホンソメワケベラを信頼できるってスゴイです。
やっぱり、遺伝子に刻まれてて、生まれつきなのでしょうか?
(2022-08 大瀬崎 -7m)
伊豆ではフツーなヤツで、他のサカナをクリーニングするとこなんかもフツーに見せてくれます。
★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。
コイツは、他のサカナ体をつついて寄生虫や古い皮膚などを食べるクリーニングと言われる行動があまりに有名ですね。クリーニングばかりが注目されるホンソメワケベラですが、もちろん求愛や産卵もします。コイツラの求愛はダンスをするようにくるくると回りながら♂と♀が追いかけっこをするというもので、とっても優雅。でも、産卵した後はすぐに仕事(クリーニング)に戻るあたりが、色気を感じさせないサナカなのです。
(2017-12 大瀬崎 -7m)