Izuzuki Diver

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タコベラ

Oxycheilinus bimaculatus

解説

タコベラ僕の初めての海外ダイビングはハワイ島でした。たまたまガイドをお願いしたガイドさんはかなりサカナに詳しそうだったんで、何を見せてくれるのかワクワクしながらエントリーしたのですが、彼が最初に指さしたのがタコベラの♀でした。
ハワイ固有のサカナを期待してた僕としてはいささか拍子抜けでしたが、伊豆で見かけない色のバリエーションだったんでとりあえず写真は撮りました。次に教えてくれたのはタコベラの♂、そしてツユベラyg、ツユベラadと続く。。。ここは本当にハワイなの?固有種を撮らせろ~とばかりにツユベラなどは写真を撮らずにいたんですが、ボートに上がってから「タコベラやツユベラみたいなフツーのサカナでも、いろんなステージやバリエーションを撮っておくことで写真の主張が強くなるんだよ」と言われてしまった。なるほど~!ためになる一言です。でもね、それって常連に言う言葉ではありませんか?
ちなみに上の写真は伊豆で撮ったものです。
(2019-06 大瀬崎 -20m)

タコベラの婚姻色タコベラの婚姻色ってハデなんだけど、それってキレイなの~?とちょっと微妙な感じがします。ただ、いろんな色の婚姻色があるのは面白い。なんで、♀の好みも様々なのかねぇ。
(2004-11 IOP -15m)

お眠なタコベラ日が短くなってきた9月、湾内@大瀬崎の最終エギジット時間近くには、もう真っ暗になります。岩に寄り添ってタコベラも寝ています。それにしてもオハグロベラと言い、その寝かたは無防備すぎませんか?
(2004-09 大瀬崎 -5m)

タコベラyg幼魚です。
カメラを構えて近づいてもビュンビュン逃げることはないのですが、ジリジリと岩の反対側に隠れようとします。これはこれで撮りにくい。(-o-)
(2020-11 大瀬崎 -5m)

タコベラタコベラって当たり外れの年があるように感じますが、当たり年の晩秋にはあちらこちらで、お腹がパンパンの♀やギラギラした♂の姿を見ることができます。とくれば産卵も・・・と思うのですが、出会いの多い晩秋は忙しいんですよね〜。
(2022-11 大瀬崎 -7m)

タコベラの産卵「今週の〇〇~!! 第796回 海の中は秋到来!(2024-08-04)」より
タコベラの産卵、始まりました〜!
タコベラの産卵って、自分の中では晩秋のイメージが強かったけど、8月上旬にもうやっていましいた。
今年(2024年)が特別早いのか、自分のイメージが間違っていたのかわかりませんが、もう海の中では「夏は終わった」ということは言えるんじゃないでしょうか?
寂しいなぁ〜、でも秋の到来は楽しいな〜。
(2024-08 大瀬崎 -5m)

タコベラタコベラの産卵を観察していると、オスの体色の意味が少しわかってきます。
写真上の黄色い状態は、メスに向けた求愛のメッセージが込められているようです。基本的には産卵の時間帯ずっとこの色で、ヒレの形も背ビレと臀ビレだけ広げたスタイルです。
写真下は、別のオスに対する威嚇の体色です。タコベラのオスは、劣位のオスに対してそんなに強く攻撃しないのですが、一応尾ビレも開いてディスプレイします。
やっぱり求愛時の方が優しい感じはしますね。
(2024-08 大瀬崎 -5m)

お勧め Watching Point

伊豆では夏以降あちこちで見かけるようになります。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!