Pteragogus aurigarius
コイツは何となく目に留まってしまった一匹で、気になってよーく見てみたら、オハグロベラの臀ビレってこんな形だっけ?とますます気になってしまいました。そうなると、これはひょっとしてスニーキーラスか~?との妄想が生まれ、気が付くと20枚近くのフィルムを費やしてました。
結局ただのオハグロベラだったのですが、FishBaseにはどんな情報があるのかがわかって収穫でした。なにより、調べるのは楽しかったし。(^^
伊豆ではオハグロベラの産卵は観察しやすいから、ついつい今更という気がしてしまうんだけど、ライトを灯しながら近づくと(当たり前だけど)♀はイヤがるし、夏場の濁ってる浅場で産むしで、まともに撮れたのは実は初めてだったりします。(^_^;)
この日は、産みそうだからカメラを向けてみたものの、いつにも増して濁ってたから、どーせマトモにゃ映らないだろうなぁと思ってたんですが、何故かカメラに向かってきて産卵してくれたんで、ソコソコ見られる映像になっちゃったみたい。ラッキー!!
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伊豆の岩礁ではどこにでも。
★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。
コイツは伊豆では潜れば必ず見れるサカナで、♂の色彩は目を引きますがあまり綺麗なサカナというカンジではなく、ダイバーの人気も今一つな気がします。ところが、コイツラの産卵シーンは見応えがあって面白い。♂が♀を誘う舞いは情熱的で、お腹をパンパンにした♀は、フラフラと♂に引き寄せられていってしまいます。
(2004-06 IOP(伊豆海洋公園) -16m)