Izuzuki Diver

伊豆のサカナ図鑑 > ベラ > キュウセン

キュウセン

Parajulis poecileptera

解説

キュウセン白地に黒い線が入った♀は、ジミながら特徴的な体色なんで、すぐにキュウセンだとわかりまが、♂はキレイでデカいながらも、似たような色彩のベラは結構いるので、これはこれで特徴が無いサカナとも言えるかもしれません。(笑)
(2005-02 IOP(伊豆海洋公園) -18m)

キュウセン♂「今週の〇〇~!! 第289回 寝なくていいの?(2006-03-28)」より
水温13度の大瀬崎にキュウセンのチビがいました。キュウセンと言えば冬眠するサカナとして有名、寒い時期を砂の中でやり過ごして、冷たい温帯の海に適応できたと言われています。でも、水温13度でもチビが平気な顔して泳いでるんだから、もともと低水温には強いんじゃないだろか?だいたい冬眠って言ったって、毎晩砂に潜って寝るキュウセンが、寒くなると朝起きられなくなるだけなんじゃ?だから、元気なチビッコは寒くても砂の布団から飛び起きて元気に泳ぎ回ってるのかも。(^.^)

ラインの黄色いキュウセン晩秋の大瀬崎でラインが黄色いキュウセンの群れに遭遇しました。なんでラインが黄色くなるのかはわかりませんが、とりあえずキレイです。
(2006-11 大瀬崎 -16m)

キュウセン♂一気に秋の海になった9月の大瀬崎、午後にお腹パンパンの♀とギラギラの♂に出会いました。エア切れで最後まで見届けられなかったのですが、恐らく産卵したと思います。
キュウセンの繁殖行動は朝と聞いていましたが、繁殖期も終わりごろになると卵の生産量が変わるためか、産卵時間が遅い時間に変わってきたりすることはあるみたいです。
(2015-09 大瀬崎 -5m)

キュウセンのメス繁殖期のピークでは朝に産卵すると言われるキュウセンですが、午後遅めの時間に若干お腹が大きなメスに出会いました。
こんな時間にもやるのかな?と思い、しばらく見ていると、時々オスがやってきて軽くディスプレイして行くものの、あまり熱がこもってない感じだったので、やっぱり翌日に持ち越しかな?
前日からこんなにお腹が膨らんでるなら、産卵直前は大変なことになっていそうですね。
(2024-07 大瀬崎 -14m)

お勧め Watching Point

伊豆では砂地や砂混じりの転石でフツーにいます。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。