Pseudolabrus sieboldi
こちらはメスです。
目の下を通るラインが胸ビレの付け根まで伸びてないことや、目に2本のラインが入ってることや、ほっぺにモザイク模様があることとか、身体の後半にナナメのストライプ模様が入ってないことなどが、アカササノハベラのメスとの見分けポイントのようです。
(2015-12 大瀬崎 -18m)
「今週の〇〇~!! 第366回 輝きが先か産卵が先か(2007-10-30)」より
スコンと秋晴れの台風一過で日差しがキラキラしてたせいか、この日はホシササノハベラの♂がいつもより一層青白く輝いて見えました。そんなヤツラに見とれていたら、あっちでもこっちでもポンポンと産卵しまくっていました。これって、♂がいつもより輝いてたから♀のハードルが下がったのか、産卵ピークの時間帯だったから♂が輝いていたのか、それともたまたまなのか。。。(笑)
(2007-10 大瀬崎 -6m)
ホシササノハベラのオスの通常色です。
婚姻色を出してないときは、ホシササノハベラもアカササノハベラも同じような色合いなんで、意識してないと「あれ?アカササノハベラだっけ?」ってなっちゃうけど、単純に背中に白いホシが並ぶのはホシササノハベラで良いみたいです。
(2019-03 大瀬崎 -21m)
伊豆では珍しいベラではなく、岬の先端@大瀬崎では晩秋に産卵が見られていましたが、2022年現在、深場に行かないとなかなか会えないサカナになりつつあります。
★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!
まぁ、ジミだし珍しくもないので、あまりダイバーに注目されることのないサカナです。
でも、2020年ごろから大瀬崎では、浅場から姿を消してしまいました。それまでは、大瀬崎では浅場でもたくさん会えるサカナだったのに、最近浅場にいるのはアカササノハベラばかりです。
冬の水温があまり下がらなくなったことで、パワーバランスが変わってしまったのでしょうか?
ちなみに、この写真はオスの婚姻色です。頭部が青白くなるのが特徴で、体側後半が黄色くなるアカササノハベラとは全然違いますね!これだけ違えば、メスは間違えてアカササノハベラと交雑しちゃうことはないのでしょうが、アカササノハベラの劣位のオスがホシササノハベラのペア産卵に割り込んでくるストリーキングなどあると、交雑しちゃうのかもしれません。
(2014-10 大瀬崎 -11m)