Sclerodoris rubicunda
こんな風貌だしあまり動かないウミウシだから、ヒオドシウミウシはカイメンの上でカイメンに溶け込みながらカイメンをかじって生きているんだろうと思ってたのですが、コイツはアントクメの上に張り付いてました。たまたま?
(2005-08 IOP -10m)
ヒオドシウミウシはカイメンには着かないのか~?と思ったら、ちゃんとカイメンの上にもいました。めでたしめでたし。でも、接着力が弱いのか、案外簡単に剥がれちゃいます。足の遅いウミウシにとってカイメンから剥がれちゃうのは死活問題な気もするけど、このカイメンはいたるところにあるから平気なのかも。
(2006-07 大瀬崎 -6m)
学名を直しました。ヒオドシウミウシなのにヒオドシウミウシ属(Halgerda)じゃなかったってヤツです。
浅場の転石の裏側に着いてるオレンジ色のカイメンに着いています。
★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!
コイツはふと手元を見たらひっくり返って転がってたんで、僕が巻き上げてしまったのかもしれません。でも、ひっくり返っていなかったらウミウシには見えなかったことでしょう。
石の上に置いてみたら一応は張り付いてくれたけど、なんとなく丸まったままでした。コレが本来の形とは思えないですが、なんかこの形ってサツマカサゴに似てる。新称サツマカサゴウミウシを提唱しよーかと思ってたら、ヒオドシウミウシだってことが判明してしまいました。ヒオドシウミウシ科のTheヒオドシか~~~、意外。
(2003-05 IOP(伊豆海洋公園) -16m)
ところでウミウシって、微妙なマイナス浮力のヤツが多いけど、コイツはハッキリと沈みます。コイツは水中を浮遊することはできないだろうなぁと思う反面、多くのウミウシたちは海中浮遊を移動手段にしているって思いを強めてしまいます。