Thordisa sanguinea
最初は本州のウミウシ(ラトルズ)に掲載されてるイソウミウシの仲間(Rostanga sp.3)と同じ種だと思ったんで、当サイトでもイソウミウシの仲間(Rostanga sp.)として掲載していたのですが、相模湾産後鰓類図譜補遺(岩波書店)に掲載されてるヒメチシオウミウシに再同定しました。また、ウミウシガイドブック2に掲載されているウミウシとは違う種類かもしれませんね。
「今週の〇〇~!! 第295回 無いことがわかった(2006-05-23)」より
前回ヒメチシオウミウシに出会ったとき、もっと多くのツノマタカイメンをチェックしてヒメチシオウミウシのバリエーションを掴んで置こうと思ったことなんてすっかり忘れていたのですが、別の目的で訪れたIOPの深場で、うっかりその事を思い出してしまいました。で、この1ダイブはツノマタカイメンにつぎ込むことになってしまったのですが、結論から言うとIOPではほとんどバリエーションなんてなくて、みんなが一様に背中の特徴的な班紋がわかりにくくなってしまうようでした。
バリエーションが無いことがわかったって事も立派な情報ですが、やっぱり期待してたのは「こーゆーバリエーションもあるぞ」的な結果だったのですが。。。
(2006-05 IOP -33m)
ツノマタカイメンに付いています。
★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!
「今週の〇〇~!! 第291回 私はキズ(2006-04-11)」より
ツノマタカイメンにこのウミウシが着いてることは、ウミウシガイドブック(2)-伊豆半島の海から(TBSブリタニカ)ですでに紹介されていましたが、気にしつつも今まで見つけることができませんでした。で、実際に出会ってみて、今までのイメージで探しててもこりゃ見つからないや!って思いました。ツノマタカイメンの枝(?)どうしがすれ合って癒着してるような場所に挟まりながら、「私はカイメンのキズですよ~」なんて顔してるのですから。とは言っても、図鑑で見たイメージをあてにし過ぎちゃダメだなんてこと、別に今知ったワケでも無いのに、情けなし。。。
(2006-04 IOP(伊豆海洋公園) -26m)