Hippocampus histrix
でも、僕の大瀬崎でのイバラタツとの出会いは、これが最初じゃなかったんです。さらに1年溯ったある日、湾内を潜ってたら2cmぐらいの小さなヒモ状のものがうごめいてるのを発見しました。最初ゴカイかと思ったけど、よく見ると薄いグリーンのタツノオトシゴの仲間のようで、クモの巣のような糸に絡み付いてもがいてました。かなり弱ってるように見えたので、それを何とか取ってあげたかったんですが、意外としっかり絡み付いてるため、無理に外そうとすると魚自体を潰しちゃいそうです。あきらめてあまり目立たないところにおいてきちゃいましたが、今思うと、その魚はイバラダツの幼魚だったんです。大人のイバラタツに会って、初めてわかりました。目つきが同じだったのです。
もう一度会ってみたいけど、魚との出会いは一期一会だからなー。
東伊豆にも出るけど、大瀬崎のほうが話は聞きます。
★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!
写真のイバラタツには、僕にとって思い入れがあります。
よく、ダイビングポイントに行くと、「今○○がいるよー(^^)」などと噂になっている生き物、いわゆるガイドネタがいるのですが、このイバラタツは僕が初めて自力で見つけたガイドネタなんです。まぁ、僕より先にこの魚を見つけた人がいて、既にガイドネタになってたのかもしれませんが。。。
こいつを見つけたのは'98年の秋だったんですが、前の年には湾内に現れたイバラタツが大変な人気で、常に長蛇の列があったという話を聞いていたので、見つけたときは興奮したものです。そして、なんだか自分も一人前のダイバーになった気がして、妙に嬉しかったことを覚えてます。(^^)
(1998-12 大瀬崎 -24m)