Izuzuki Diver

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セナキルリスズメダイ

Chrysiptera starcki

解説

セナキルリスズメ「今週の〇〇~!! 第390回 北向きの部屋(2008-09-18)」より
コイツがたくさん棲んでる南の海に行くと、大体ちょっと深めのなだらかな岩礁にいますが、伊豆でもやっぱり同じような環境にいました。僕は、深いところにいるサカナは浅場の優先種に追いやられて仕方なく深場に棲んでるんだろなと思っていましたが、ご近所さんが違う南の海でも伊豆の海でも似たような環境に暮らしてるとなると、コイツの場合は自ら進んでちょっと深めの水深を選んでるんじゃないかと思えて来ます。日当たりの悪い部屋を勧める不動産屋が「南東角部屋より北向きの部屋が好きな人もいますよ~。」と言うのは本当だったのかも。
(2008-09 大瀬崎 -23m)

「今週の〇〇~!! 第150回 ノーテンキは治らない(2003-06-09)」より
セナキルリスズメダイのチビッコ コイツは八丈島あたりでは猫跨ぎなぐらいたくさん見かけるヤツだけど、伊豆ではかなり珍しいヤツだと思います。(といっても、島津さんに教えていただいたネタなんですが。。。m(__)m)死滅回遊魚がポチポチ現れて賑やかになってきたな~と思ってるところに、いきなり現れられて、こっちの心の準備ができてませ~ん。
こりゃ~、今年は凄いことになるぞー!!と、ダイバー性ノーテンキ症候群が花開くのでした。
(2003-06 IOP -22m)

セナキルリスズメダイのチビッコ2013年は春に黒潮の支流がが駿河湾に流れ込んでるみたいで、春なのに青い海が広がったりしています。そんな黒潮の落とし子でしょうか?4月に死滅回遊魚に会えるなんて。。。
(2013-04 大瀬崎 -14m)

セナキルリスズメダイ2021年冬の大瀬崎に結構な個体数が流れ着いてきました。そしてそのまま生き延びています。以前は「伊豆ではかなり珍しい」とか「4月に死滅回遊魚に会えるなんて。。。」とか言ってたのに、フツーな顔して越冬しちゃうなんて。。。
(2021-06 大瀬崎 -23m)

セナキルリスズメダイ「今週の〇〇~!! 第764回 勝ちパターンに入ったサカナ(2023-11-04)」より
伊豆の海が南国化していくに伴って、以前だったら話題になってたサカナが話題にならなくなったりしています。
セナキルリスズメダイもそんなサカナの1種です。
ただ、話題にならなくなってからが、本格的に生息域を拡大している勝ちパターンなのは、ビジネスと一緒ですね。
(2023-11 大瀬崎 -20m)

お勧め Watching Point

以前は伊豆半島ではナカナカ出会えないサカナでしたが、だんだん珍しくなくなってきています。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!