Izuzuki Diver

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セミホウボウ

Dactyloptena orientalis

解説

セミホウボウ僕がCカードを取った頃、海が荒れると富戸の港内がダイビングポイントとして解放されてました。そして、僕がCカードを取得した場所は、まさしく富戸の港内でした。
今だったら、港内には普段見れないようなヘンなものがたくさんいるんだろうなぁ~、なんて胸を踊らせちゃうところですが、当時の僕たちにとって、ここに潜るのは結構ブルーなことでした。僕らが潜りたかったのは海であって、コンクリートの堤防に囲まれた「海とつながってるとこ」ではなかったんですから、無理もありません。
そんな空気を察したのでしょう、担当のインストラクターが図鑑を取りだして、見られそうなサカナを教えてくれました。でも、イントラが指し示すサカナは地味なのばっかりで、僕らの気持ちはますますブルーになって行くばかりでした。ところが、イントラがそーいえばこんなのもいるよとセミホウボウを指さしたところで空気が一変しました。
「えっ?これ、サカナなんですか?」
「こんなのいるんですか?」
「見たーい、見たーい。(^^)」
インストラクターは、セミホウボウのおかげで場を盛り上げることに成功しましたが、講習中はみんなキョロキョロしっぱなしで、講習に望む空気作りには失敗したようです。(^^;;
(2004-11 IOP(伊豆海洋公園) -23m)

ところで、お食事中のセミホウボウって、大きい胸ビレの先の方を使って犬のように砂をシャッシャッって掘ってエサを探す仕草、結構かわいいです。

セミホウボウやっぱりこのサカナは背中からのカットを載せておかなくちゃですね。(^^)
(2020-10 大瀬崎 -11m)

セミホウボウセミホウボウのチビッコはぜんまい仕掛けのおもちゃみたいな動きがかわいいのですが、おもちゃのようにくるくる回りながら、決してカメラの方を向かない食えないヤツなのです。
(2008-11 大瀬崎 -9m)

セミホウボウオキセミホウボウとの見分け方にイマイチ自信を持てないところではありますが、胸ビレの黒斑に青い点がないから、これはTheセミホウボウで良いのかな。
(2020-06 大瀬崎 -18m)

お勧め Watching Point

砂地全般で見かけますが、若干内湾チックなところがお好みかな?

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!