Izuzuki Diver

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クロイトハゼ

Valenciennea helsdingenii

解説

クロイトハゼシックな色合いが素敵なこのサカナは、砂で築いた塚の周りを縄張にしてホバリングしていますが、僕が近付こうとすると、スススっと距離をあけて、また近付こうとすると、またスススっと距離を空けられてしまいます。なんか「付き合う気は無いの。友達のままでいましょ。」って感じで、ちょっとショックな逃げられ方。。。嫌いなら嫌いとハッキリ言ってくれー!!とばかりに、強引に迫ったらピューと逃げられてしまうのでした。やっぱり。。。(T_T)
(2005-12 IOP -41m)

もぐもぐするクロイトハゼクロイトハゼはジミなサカナなんですが、えさを食べるとき砂をもぐもぐしてエラから出す仕草が可愛いのです。
なぜ僕らはそれを可愛いと思ってしまうのか謎ですが。。。
(2005-11 大瀬崎 -19m)

デカいクロイトハゼ「今週の〇〇~!! 第342回 働かない者(2007-05-15)」より
前の冬は水温15℃を切るような低水温期間が短かったせいか、今年伊豆の春は、やや南方系のサカナ達がやたらに元気です。IOPの深い砂地にも、僕が今まで伊豆では見たことないデカさのクロイトハゼがペアでいました。でも、いつもせっせと塚をこさえてる働き者のクロイトハゼではなく、ボーっとホバってるのは、寝起きなのかな~?(笑)
(2007-05 IOP -38m)

クロイトハゼのペア「今週の〇〇~!! 第375回 心強いとかあるん?(2008-01-15)」より
2006年~2007年にかけての冬に水温が下がらず越冬したと思しきクロイトハゼが立派なド成魚になって、2008年を迎えても目を楽しませてくれます。ところが、水温が15℃に落ちてから数週間が経ってるので、さすがに見かける数がポツリポツリと減ってきたように思います。それでも、ペアになってるヤツは比較的元気そうで、2匹仲良くホバリングしたり砂をもぐもぐしています。1匹より2匹だと心強いとか支えあうとか、サカナにもあるんかいな?
(2008-01 大瀬崎 -8m)

クロイトハゼ塚を引越し中のクロイトハゼです。
大きなサンゴ片などを咥えて、古い塚と新しい塚を行ったり来たりする姿は、一見働き者の象徴ですが、「そもそもその仕事いる?」「なんで古い塚じゃダメなの?」と、会社の上司が言いそうなことをつい思ってしまいます。
(2025-07 大瀬崎 -8m)

お勧め Watching Point

伊豆では死滅回遊魚です。あまり波の影響を受けない砂地を好むようです。だからIOPではやや深め、穏やかなところだったら、も少し浅い海底で会えます。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!