Chilomycterus reticulatus
イシガキフグはハリセンボンの親戚みたいなフグだけど、目のウルウルはハリセンボン以上で、まるでビー玉みたい。
このでかい目は本当に見えてるのだろうか?浅場に暮らすコイツラにこんなでかい目が必要なんだろうか?こんな目が頭のコーナーに付いてて傷つきやすいんじゃないのか?僕は密かに疑問を抱いてたのです。そんな疑問に答えるヒントをIOPで見つけました。
実は写真のイシガキフグ、写ってない方の目はなくなってました。だから、反対から近付けば簡単に捕まえられそうな程無防備な状態だったんだけど、驚いたことに、反対側の目は完全に傷が塞がってて、見た目には瞼を閉じてるような感じだった。つまり、ヤツは片目を失ってからも長い間生き続けてることになるのですが、弱肉強食の海の中で片目を失ってもずっと生き続けられるなんて!!
実はヤツにとって目なんか1個ぐらい無くっても生きて行く上で全然ノープロブレムなわけで、たいして守る必要が無い目は、あんなふうに大きくて無防備になっちまったのかも?
(2001-03 IOP -6m)
IOPでは、あまり見かけないなぁ。
★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!
イシガキフグは伊豆で出会えるフグの中では大物の部類に入る方です。
僕がIOPに通ってた頃愛用していたAPSサイズのデジイチ+105mmマクロレンズでは、なかなかフレームに収まらなかったのです。
その後メインの機材をフルサイズのデジイチ+60mmマクロレンズに変えて、多少大きいサカナにも対応できるようになったのですが、今度はイシガキフグに出会う機会が訪れませんでした。
で、やっと撮れたのが、この1枚です。・・・の割には気合の入ってない写真でごめんなさい。m(__)m
(2021-07 IOP(伊豆海洋公園) -5m)