Izuzuki Diver

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キリクティス・ハルステアディ

Xyrichtys halsteadi

解説

テンスモドキの仲間こいつは2000年1月のIOPで、奥漁礁に行ったときに友人が見つけた魚です。IOPの奥漁礁は水深-35mでちょっと深いのですが、その日は日差しが差し込んで、明るくて、本当に気持ち良かった~。(^^
(2000-01 IOP(伊豆海洋公園) -35m)

さて、この魚ですが、僕の手持ちの図鑑ではわからなかった。図鑑に載ってるテンスモドキには、こんなにハッキリしたスジはないんです。魚に詳しいたくさんの人に見てもらって、最後は魚類の分類を手がけてる学者の先生にまで聞いて、結局テンスモドキと言うことでした。結果はたいして面白くなかったんだけど、この魚の名前を突き止める過程で、魚に詳しい方ともお知り合いになれたし、フィッシュウォッチングの奥深い話も聞けたんで、楽しかった~。

一度はテンスモドキで落ち着いたんですが、最近ではまたテンスモドキとは別の種類じゃないかと考えられているようです。
(2004-08)

学名が判明しました。「相模灘産魚類目録および黒潮流域の沿岸性魚類の動物地理」(瀬能ほか2006)に従って、Xyrichtys halsteadiとします。2003年に新種になってたようですが、日本で標本が採れてないこともあって和名はまだ無いようです。
(2006-10)

お勧め Watching Point

IOPの砂場で会ったきりです。

レア度

★★★★☆:なかなか出会えないと思います。ラッキー!