Izuzuki Diver

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ホシテンス

Iniistius pavo

解説

ホシテンス少し大きめの幼魚です。
このサカナの名前の由来は、肩(?)にある黒い点(ホシ)なのかな?幼魚を見てると他の特徴が強すぎて、「なんでホシ?」と思ってしまいがちですが、オトナになると背ビレの旗も短くなって、肩のホシ以外は普通のテンスと同じシルエットになってしまうようです。・・・と思ったら、Theテンスにも肩にホシの付いてるヤツがいるみたいで、ますますわからなくなってきました。
(2021-10 大瀬崎 -20m)

Randall, J.E. and J.L.Earle (2002)により、テンスモドキ属はXyrichtysからIniistiusに変更されたそうです。

ホシテンス昔はよくテンスの幼魚と混同されていました。テンスとは立ててる旗が違うのです。それにしても、砂だまりに漂うゴミに擬態してるのはわかるんだけど、何で旗を立てる必要があるのかな?旗が立ってる方が、よりサカナっぽさが無くなるのかな?
(2022-10 大瀬崎 -8m)

ホシテンス焦茶色の幼魚です。コイツラみたいに海底を漂うゴミに擬態しているヤツラには、ビミョーなカラーバリエーションがあります。
(2022-09 大瀬崎 -13m)

ホシテンスクリーム色バージョンのちょっと大きめの個体でした。
眼状班になりそうな模様が、うっすらと背ビレに出始めているように見えますが、考えてみれば眼状班って、幼魚のうちにあって成長するにつれて消えていくサカナは多いけど、成長すると出てくるサカナはあまり無い気がします。
ずっと下向いて泳いでいて、潜る気満々やな〜!
(2022-09 大瀬崎 -13m)

ホシテンスさりげなく越冬したホシテンスに出会いました。身体の色も周りの海藻に溶け込んでいて、とても死滅回遊魚には見えないナチュラルさだったので、危うくスルーするところでした。
(2023-05 大瀬崎 -19m)

ホシテンス「今週の〇〇~!! 第755回 まだ幼魚だった。。。(2023-08-22)」より
ホシテンスは多少大きくなってくると、他に目立った生き物の少ない荒涼とした砂地に棲むようになる気がします。普段そんなところはわざわざ行かないのですが、ちょっと目線を変えたくて会いに行ってみました。
そしたら、お腹大きく見えるし2匹いたので、俄に「ペアか〜?」「産むか〜?」と盛り上がったのですが、問題はどっちもお腹が大きく見えること。(汗)
後でよく考えてみると、背ビレの伸び具合とか身体の模様とか、まだ幼魚だった。。。
(2023-08 大瀬崎 -11m)

お勧め Watching Point

秋になると砂地のあちこちで見かけます。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!

特徴

幼魚は先の太い旗を立ててるのが特徴です。Theテンスの幼魚の旗は、もっとシュッとしているのです。成魚では、口角の後方にスジが入っていないことでテンスと見分けられます。