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Izuzuki Diver

カシワハナダイ

Pseudanthias cooperi

解説

カシワハナダイ
2007年1月 大瀬崎 -17m

「今週の〇〇~!! 第328回 まだまだ赤いのう(2007-01-23)」より
今シーズン多いなぁと感じていたカシワハナダイですが、大瀬崎では婚姻色の♂が♀にディスプレイしていてビックリ!!去年の冬はクロホシイシモチも耐えられないほど厳しい寒さだったことを考えると、コイツラ2006年生まれなんじゃないか~?なんちゅー成長力。
とはいえ、実際この♂がホントに♂なのかどうかは怪しいところです。婚姻色も夏の慶良間で出会うようなヤツラに比べるとなんだかおとなしめで、一応青く輝いてはいるんだけど、写真に撮ってみると地の色とあまり変わりません。まだまだ青い・・・いや、まだまだ赤いのう。

カシワハナダイnup2006年に慶良間で撮影したカシワハナダイのオスの婚姻色です。当時、伊豆ではこんな姿を見ることは想像できなかったなぁ〜。
(2006-04 慶良間 -26m)

カシワハナダイ2006年のIOPはカシワハナダイの多さが印象に残りました。初冬には結構いいサイズにまでなってるのを見ると、1匹ぐらいは越冬しないかなぁ?なんて妄想が沸いてきます。
(2006-12 IOP -25m)

カシワハナダイ図鑑でキレイなカシワハナダイは、実際に水中で見るととっても地味。キンギョハナダイの方が数万倍キレイ。。。でも、光をきちんと当てるとヒレの周りから紫色が浮き出てきて、あぁ、実はやっぱりキレイなんだな?と納得してしまいます。それでも、伊豆で見られるサイズの子供はやや地味かな?
(2012-03 大瀬崎 -20m)

カシワハナダイnup南方系ハナダイが次々と性転換を果たして、婚姻色を楽しませてくれる2012年。カシワハナダイも未だかつて大瀬崎で出会ったことのないサイズに成長して、青白く輝いていました。フタイロハナゴイのボンボリに比べるとジミ過ぎる気がしますが、背ビレの前のほうの青いの部分は大事な♂の象徴かもしれませんネ。
(2012-12 大瀬崎 -17m)

カシワハナダイ♂2013年の冬も低水温の時期が比較的短かったので、1回越冬したカシワハナダイが2回目の冬を越してくれました。春にはもう立派な婚姻色(写真下)を出しちゃっていました。でも、水温が上がってきたら全然会えなくなってしまいました。ひょっとしたら死んじゃったのかもしれませんが、恐らく元気すぎて中層高く泳ぎあがって水底から観察できなくなっちゃったんだと思います。死滅回遊魚はホドホド元気な程度がイイですね。(^^;;
(2013-04 大瀬崎 -16m)

「今週の〇〇~!! 第503回 間抜けだけどカッコイイ!(2013-10-19)」より
カシワハナダイ本気の婚姻色カシワハナダイの本気の婚姻色です。♀が少ないせいか、ケラマハナダイの♀に求愛したり、アカオビハナダイの♀に求愛したり、間抜けな行動が目立つカシワハナダイの♂ですが、単体で見た姿は文句なくカッコイイです。
それにしても、カシワハナダイの婚姻色ってメタリックブルーなのかと思ってたら、体側に赤帯が出てメタリック感がなくなるなんて、、、全く想像していませんでした。想像してなかったことが起きるのって面白い!!
(2013-10 大瀬崎 -10m)

「今週の〇〇~!! 第617回 痛恨の寄れすぎ(2018-12-06)」より
カシワハナダイの産卵伊豆で死滅回遊魚の繁殖行動をウォッチングするのをライフワークにしている友人から、長年狙ってたカシワハナダイの産卵が見られたとの情報をもらったので、真似っこして翌日に狙ってきました。
そして、狙いどおり産卵に立ち会うことができました。v(^^)
シャッターを切るタイミングも、サカナの向きも、バッチリだったのですが、想定より寄れてしまったため、痛恨の露出オーバーやっちゃいました。(泣)
ここのカシワハナダイは、前から越冬したペアがいたけど、産卵時間が読めなかったり、秋にはメスが行方不明になったり、もう産卵を観察するのはムリかな?と思ってたけど、諦めずにチェックし続けてた友人のおかげです。m(__)m
(2018-12 大瀬崎 -18m)

カシワハナダイの求愛2018年にカシワハナダイの産卵を初めて目撃した時の、産卵数十秒前の写真です。メスのお尻が尖っていて、産卵口が開いているっぽい様子がわかります。
でもこのメス、産卵したその年に流れて来たヤツだと思います。さすがにオスは越冬個体ですが、メスは越冬せずに成熟しちゃったりするんですね〜。
(2018-12 大瀬崎 -18m)

「今週の〇〇~!! 第620回 江戸っ子?(2019-01-12)」より
カシワハナダイの産卵カシワハナダイの産卵2019年も潜り初めは大瀬崎でした。
2018年から2019年にかけての冬は、年を越しても水温は19℃もあって例年に比べて暖かいように思います。そのせいか、1月だというのにカシワハナダイの産卵に立ち会うことができました。
産卵に立ち会えたことは嬉しいんだけど、こんな時期にそんなことやってると越冬する体力がなくなっちゃうんじゃないかと、見てるこっちは心配になります。
でもヤツラはそんなこと言ってられません。
少しでも多くの子孫を残すため、「宵越しの銭は持たねえゼ」とばかりに冬越しの体力温存よりも、今の繁殖機会を選ぶのです。
ブレないですね。(^^)
(2019-01 大瀬崎 -18m)

お勧め Watching Point

伊豆では定番の死滅回遊魚ですが、ときどき越冬します。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!