Izuzuki Diver

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ヤマトウミウシ

Homoiodoris japonica

解説

ヤマトウミウシちゃんと図鑑的に撮ったんでメインカットを入れ替えてみます。ジミなのは変わりません。(笑)
(2005-06 IOP(伊豆海洋公園) -3m)

緑の海のヤマトウミウシ春、伊豆の海はグリーンに濁ります。この濁りは、伊豆の海の豊かさを支える栄養スープなのですが、ダイバーにとってはやっぱり澄んだブルーの海が恋しくもあります。でも、某水中写真コンテストの入賞作品の中に、グリーンの海を美しく表現した写真があって、その写真を見たときは「濁りを楽しむこともできるんだ!」と、目からウロコぼろぼろでした。
そんな美しいグリーンの海に水の色を映して輝いて見えたのが、このウミウシです。

ところで、ウミウシとは海にいる色の派手なナメクジなんで(違う?)、みんな触るとブニョブニョしてるのかと思ったんですが、触ってみるとこいつはけっこうカチコチしててビックリでした。
(1999-04 大瀬崎 -24m)

この個体は最初イガグリウミウシだと思ってたんだけど、ウミウシガイドブック(2)-伊豆半島の海から(TBSブリタニカ)を見たら、どうやらヤマトウミウシだったみたい。。。

緑の海のヤマトウミウシ最初は不明種扱いにしてたんですが、ある日ふとヤマトウミウシのチビだってことに気付きました。不明種ってのも気分が晴れませんが、正体がわかってみてもあまり面白くはなかったなぁ。
(2005-08 大瀬崎 -30m)

ドーリスの一種8と不明種扱いしていましたが、ヤマトウミウシのチビだろうと思い直しました。

砂地の上を歩くヤマトウミウシIOPでは波洗う岩肌に必死でしがみついてる印象のヤマトウミウシですが、大瀬崎では砂の上を歩いてのんびり移動してる姿を見ることがあります。この態度の違いは同じ種類とは思えない。(^^
(2006-03 大瀬崎 -26m)

お勧め Watching Point

IOPではタナバタウオが卵を守ってるようなちょっと波荒い岩陰のカイメンに付いてるのを何度か目撃しています。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!