Izuzuki Diver

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クシノハカクレエビ

Thaumastocaris streptopus

解説

クシノハカクレエビ「今週の〇〇~!! 第75回 特別なフツー種(2001-12-11)」より
このエビは別に珍しいエビではありません。ザラカイメンのように筒になってる海綿を覗くと結構な確率で見つけることができます。特に秋になると大きな個体も増えてきて、いつにも増して見つけやすくなります。こーゆー海綿の中に住む生き物は、海綿の外からライティングして撮るとオレンジ色のソフトな光の中に生き物が浮かび上がる独特の画が撮れて良いんですが、カメラを構えると海綿の奥のほうに引っ込んじまうんで、光をバッチリ当てて本来の色を出すのが難しいんです。僕は何度も挑戦して何度も失敗しています。
そんなある日、口が大きく開いてる海綿の中に棲んでるクシノハカクレエビを見つけました。こんな撮りやすそうなヤツには滅多に逢えないゾと思って早速正面からの撮影に挑戦したんだけど、光を当てるとカメラが海綿の中に向かない、カメラを海綿の中に向けると光が当たらない、カメラを斜めにしたり縦にしたりしても、光が当たりそうで当たらない。。。あと1cmポートが小さければ光が回るのにぃ~。。。小さいビデオカメラが欲しいよ~。(T_T)
(2001-12 IOP(伊豆海洋公園) -25m)

お勧め Watching Point

伊豆にはザラカイメンが多い。そして、ザラカイメンの中にはクシノハカクレエビが多い。でも、口が広い筒には少ない。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!