Izuzuki Diver

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オヤビッチャ

Abudefduf vaigiensis

解説

オヤビッチャオヤビッチャは伊豆の海に流れて来る死滅回遊魚の代表格で、夏を過ぎる頃には背が立つような浅場にたくさん群れるようになります。そして、秋にはもうすっかり成魚と言えるようなサイズに育つこともありますが、僕が見ている範囲で越冬したり繁殖しているところは見たことがありません。個体数が多いんだから、たまには突然変異的に越冬するヤツが現れてもいいように思うのですが、人一倍水温変化に弱い種なのでしょうか。
(2018-11 大瀬崎 -4m)

オヤビッチャの虹崩れ抜きこの日はベタ凪の大瀬崎、水底に映る波紋が虹色で綺麗でした。ストロボ炊いて虹メルしてみましたが、やっぱりシャッタースピードが遅いと色が混じってキレイな虹にならないですね。
(2012-12 大瀬崎 -1m)

オヤビッチャ夏から秋にかけて、伊豆の海の浅場で権勢を振るうオヤビッチャですが、毎年気づくといなくなっています。
考えてみれば弱ったオヤビッチャを見た記憶がありません。
そんなオヤビッチャに、水温15度の1月に出会うことができました。元気そうに泳ぎ回っていましたが、写真を拡大してみるとさすがに痛んでました。
ボロボロになりながらもオヤビッチャとしてのスタイルを崩さない姿にちょっとだけ感動〜。
(2018-01 大瀬崎 -2m)

オヤビッチャyg先日先端@大瀬崎で出会ったシリテンスズメダイのチビッコがホントにシリテンか自信が持てなかったので、湾内でオヤビッチャを見てきました。うーん、オトナも子供もここにいるのはみんなオヤビッチャですね。
モヤモヤが少しだけ晴れました。(^^)
(2020-12 大瀬崎 -1m)

「今週の〇〇~!! 第686回 スイッチが入った?(2021-09-26)」より
オヤビッチャの産卵友人H氏とは「オヤビッチャって湾内@大瀬崎には大きな個体があるけど、産卵しないねー」と、毎年言ってた気がします。
でも、ついに産卵が始まりました。
コイツらの周りでも、数カ所でやっていました。
身体は、まぁ大きいのですが、例年に比べて特段に大きいようにも思えません。
産卵が始まるスイッチがあるのでしょうか?積算水温とか。。。
(2021-09 大瀬崎 -3m)

お勧め Watching Point

秋の伊豆では、足がつくような浅場にたくさんいるし、流れ藻も要チェックです。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!