Izuzuki Diver

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マタナゴ

Ditrema temminckii pacificus

解説

マタナゴ伊豆のサカナは沖縄など南海のサカナに比べると確実に地味だけど、そんな地味な伊豆のサカナ達の中にあって一際地味なのがウミタナゴの仲間です。ダイバーはフツー見向きもしません。でも、ウミタナゴの仲間はサカナのくせに交尾をして子供を生むって話を一度聞いてしまうと、ウミタナゴの仲間を真剣に見つめる怪しい集団が出来上がるのでした。
(2001-02 IOP(伊豆海洋公園) -4m)

マタナゴGWのIOPでは、お腹がパンパンのヤツを見かけます。子供が入ってるんだろうなぁ。今生まないかなぁ。などと後を付けてみたけど、そー簡単には行きませんね。(^^;;

ユウダチタカノハの子供春になるとお腹から子供の尻尾がはみ出してるヤツを見かけます。
でも、コイツを追いかけてもなかなか産んでくれません。以前追いかけた時は、4時間以上過ごしてみましたが、尻尾から先は出てきてくれませんでした。
(2016-05 早川 -2m)

2007年にウミタナゴは、ウミタナゴ(Ditrema temmincki temmincki)とマタナゴ(Ditrema temminckii pacificus)が亜種になってアカタナゴ(Ditrema jordani)が別種になったようです。太平洋で見られるのはマタナゴと言って良いようです。

お勧め Watching Point

IOPではエントリして最初に会えるサカナかもしれないけど、気付いてる人は案外少ないかも。。。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。