Izuzuki Diver

伊豆のサカナ図鑑 > ネズッポ > コブヌメリ

コブヌメリ

Diplogrammus xenicus

解説

コブヌメリnup「今週の〇〇~!! 第107回 コブヌメリの実力(2002-08-04)」より
コブヌメリってゆーと、砂地に溶け込んで這い回ってる地味~なサカナってイメージがあるけど、ケンカのときはこんなに凄い色を出すんですね。しかも、この凶悪な顔。。。たまげました。
このときケンカしてた2匹の力はかなり拮抗してるらしく、10分以上の長期戦の末やっと勝負が付きました。それなのに、それなのに、、、勝ったほうの♂は、後からやってきたデカい♂に一蹴されてしまったのでした。。。キビシー!!
(写真を入れ替えました。2011-07)
(2011-07 IOP(伊豆海洋公園) -13m)

コブヌメリnup普段はジミ~なコブヌメリですが、顔にブルーの模様が怪しく輝く♂の婚姻色は、密かに(?)ハデです。

コブヌメリ♀♂達が激しく争っている横で、勝負の行方を見守ってた♀です。この写真じゃわかりにくいけど、お腹はパンパン。気持ち目も充血してるような。。。

コブヌメリ体が白かったりして、かわいらしいゾ。
伊豆大島帰りの友人が、伊豆大島で「イズヌメリの幼魚かも!」って騒がれてたサカナに似てるということで、ひょっとしたら?って思ったけど、コブヌメリのチビでした。何でもお腹の横にキールと呼ばれる出っ張りがあればコブヌメリということらしく、肉眼ではよくわからなかったけど、写真をルーペ時見てみたら確かにあった!!珍しいイズヌメリでなかったのはちょっとがっかりでもあるけれど、またひとつサカナの特徴を覚えたゾ!

コブヌメリyg2コブヌメリの子供の中には、かなりちっちゃいのに白くないヤツもいるから話がややこしい。。。
模様の出てるヤツは、砂に手のひらを這わせて探さないと、全く見つけられないほどの見事な擬態です。

コブヌメリの産卵2002年の夏からIOPの最終エギジット時間が17:30になったんで、ネズッポの産卵が狙えるようになりました。2002年は♂も♀もたくさんいたから「こりゃ~見放題だぞ~!!」なんて思ってたんですが、♂同士が喧嘩ばっかりしててなかなか産卵してくれず、結局コブヌメリの産卵は2回ほどしか立ち会うことができませんでした。
そして2003年、僕らがコブヌメリを観察してる場所には、有力な♂が1匹だけ。。。このライバルの少ない状況が、早い時間に産卵を見るにはイイみたいです。

動画はこちらから→コブヌメリの産卵(1,221KB)

「今週の〇〇~!! 第442回 あの時の苦労は??(2011-07-14)」より
コブヌメリの産卵この日はIOPでサンセットダイブができる日だったので、3年半ぶりにIOPに行ってきました。目印にしていた海綿や、2の根に1つだけあるオレンジ色のサンゴイソギンチャクが3年半前と変わらずそこにあったのが嬉しかったデス。そして夕方のダイビングは、鉄板ネタのネズッポの産卵に狙いを絞ったのですが、、、ヤマドリもコブヌメリもそこらじゅうで産みまくりでした。以前最終エギジット時間が17:30だったときに、見れたり見れなかったりしていたあの苦労は何だったのでしょうか?(汗)
(2011-07 IOP -13m)

大瀬崎のコブヌメリIOPでは転石砂場に行けば、まぁ間違いなく会えるコブヌメリですが、大瀬では個体数は多くありません。そして、黒い砂に暮らすコブヌメリは印象が違っていて、別の種類かも~??って妄想を掻き立てさせてくれます。最後は、「あぁ、コブヌメリか・・・」で終わるのですが。。。
(2013-05 大瀬崎 -2m)

お勧め Watching Point

仲間内では、転石砂場@IOPをコブヌメリワールドと呼んでいます。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。